WiMAX史上最速2.7Gbps!最新モバイルルーターの速度情報
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モバイルルーターのWiMAXが、最速2.7Gbpsの高速インターネット回線です。しかしながら、「2.7Gbpsという数字は、ついに登場した5G回線の速度であること」や、「5G対応のエリアが限定されていること」はご存じでしたか?
当記事では、WiMAXの最高速度が2.7Gbpsまで出るようになった背景から、そもそも5Gの意味・5G対応エリア・5GHzとの違いをわかりやすくまとめました。
WiMAXの速度や回線に関して全く分からない初心者の方必見の記事となっています。長年WiMAXを研究する当サイト編集部と一緒に、WiMAXの最速2.7Gbpsの意味を確認しましょう。
WiMAXの最高速度が2.7Gbpsに!ついに5G対応
2021年4月、WiMAXがついに5Gに対応したことで、最高通信速度は2.7Gbpsと、さらに高速になりました!しかし、そもそも「5G」の意味や、「5GHzとの違い」など、なんとなく知っているけど、よくわからない方も多いと思いでしょう。そこで、まずは5Gについてご説明します。
すでにご存じの方は、こちらから下にスクロールできます。
そもそも5Gとは?
5Gとは、「第5世代移動通信システム(5th Generation)」の略称。つまり新しい通信システムのことです。
5Gは現在主流の「4G」に比べて、超高速・大容量の通信を可能にするだけでなく、多くの接続を低遅延で実現できます。
5Gの実現によってインターネットをより速く・より多く・そしてリアルタイムに使えるため、その実用化が数年前から待ち望まれていました。
5Gの実現によってインターネットをより速く・より多く・そしてリアルタイムに使えるため、その実用化が数年前から待ち望まれていました。
今回、この5Gが実現したことで、最大速度2.7Gbpsの高速通信を実現。
なお、5Gはよく「5GHz(ギガヘルツ)」と間違えられますが、ヘルツとは周波数の単位のことで、5Gとは別物です。WiMAXには他にも2.4GHzがありますが、周波数が高い電波ほど障害物に弱くて繋がりにくい反面、情報量の多い高速通信が可能になります。
WiMAXの最大速度を確認!
WiMAXの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X11」は5Gに対応しており、現在のWiMAXの最高速度は以下のとおり。
5G対応WiMAXの最高速度
- 下り最大速度(ダウンロード)… 2.7Gbps
- 上り最大速度(アップロード)… 183Mbps
工事が必要な自宅用の固定回線の場合、最高速度はおよそ1Gbps。つまり、固定回線を越えるような速度が実現可能となりました!
ただし、1点注意しておきたいことがあります。それは、最高速度2.7Gbpsを実現している5G対応エリアが限定されるということ。以下のエリアマップをご確認ください。
5Gは一部エリアのみ対応
2023年6月現在、WiMAXの5G対応エリアはまだ一部のエリアのみ。以下のエリアマップをご覧ください。
このとおり、WiMAXの5Gの対応エリアはピンク色・紫色で表示されている首都圏の一部だけ。まだ大半は黄色で表示されています。
5Gの利用はまだまだ実用的ではないため、今後のエリア拡大に期待しましょう。
ちなみに、当サイトで5Gエリアと4Gエリアで分けて計測した結果が以下のとおり。
※右にスクロールできます
WiMAX通信端末の実測値比較表(5G)
対応プラン | WiMAX+5G | |||
---|---|---|---|---|
通信端末 | X11 | SCR01 | L12 | L11 |
平均実測値 (下り) |
356 | 370 | 285 | 225 |
平均実測値 (上り) |
50 | 48 | 36 | 83 |
※5G回線で5回測定した平均値
※右にスクロールできます
WiMAX通信端末の実測値比較表(4G)
対応プラン | WiMAX+5G | WiMAX 2+ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通信端末 | X11 | SCR01 | L12 | L11 | WX06 | W06 | HOME02 |
平均実測値 (下り) |
64 | 118 | 28 | 34 | 19 | 50 | 41 |
平均実測値 (上り) |
11 | 32 | 32 | 33 | 6.3 | 5.2 | 9.6 |
※4G回線で5回測定した平均値
当サイトで計測した結果が上記です。5G回線だけでなく、4G回線の通信速度も速いという結果に。5G回線が利用できないエリアでも問題ないことがわかります。
ここから先の内容は、WiMAXの最高速度が初めて1ギガ越え(1,237Mbps)に達した際の内容になります。
WiMAXがどのようにして高速化を実現したのか、その技術や端末についてご紹介しているので、気になった方はぜひ最後までご覧ください。
なお、上のエリア図でもお伝えしたとおり、5G対応のWiMAX対応エリアはまだ広くないです。そのため、「そこまで速くなくても、従来のWiMAXで充分」とお考えの方も多いでしょう。
そのような方に対して「WiMAXを最もお得な料金で契約する方法」もあわせてご紹介しているのでご確認ください。
WiMAXがどのようにして高速化を実現したのか、その技術や端末についてご紹介しているので、気になった方はぜひ最後までご覧ください。
なお、上のエリア図でもお伝えしたとおり、5G対応のWiMAX対応エリアはまだ広くないです。そのため、「そこまで速くなくても、従来のWiMAXで充分」とお考えの方も多いでしょう。
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WiMAXの速度が1,237Mbpsに!
WiMAXは2019年1月25日より速度が1,237Mbps(1.2Gbps)になりました。モバイルWiFi業界における速度の改善は目覚ましいものがあり、どのモバイルWiFiも年々最高速度を更新し競い合っています。
各モバイルWiFiサービスの最高速度の比較は以下のとおり。
- Y!mobile:988Mbps
- ソフトバンク:988Mbps
- ドコモ:1,288Mbps
- WiMAX:1,237Mbps→2.7Gbps
マンション用光回線で主流の100Mbps回線と、WiMAXを始めとするモバイルWiFiを比較すると、なんと7倍以上の速度となってきました。
2016年末、WiMAXが440Mbpsとなり話題になりましたが、そのわずか半年以内で最速が590Mbpsとなり、さらに3ヶ月後には708Mbpsという風に急成長を遂げていき…今回ついに1,237Mbpsとなりました。今後も目が離せません。
そんなWiMAXの速度1,237Mbpsへの進化ですが、1つだけ注意点がございます。
それが、冒頭にもあったとおり、1,237MbpsでWiMAXを利用するには、WiMAX2+回線とau4GLTE回線を併せて使う必要があるということ。
ここでは、なぜau4GLTE回線を同時利用する必要があるのか、そしてどうやって同時利用しているのか、その高い技術について図を用いてご説明させていただきます。
高速の1,237Mbpsを実現するためにWiMAXが使用している技術は大きく分けて3つです。
- 4×4MIMO
- 256QAM
- CA(キャリアアグリゲーション)
上記の技術について1つずつ簡単にご説明させていただきます。
アンテナを増やす「4×4MIMO」

まずは1つ目の通信高速化技術「4×4MIMO」について。「4×4 Multi-Input Multi-Output」の略で、「フォーバイフォーマイモ」と読みます。
本来、WiMAXやポケット型WiFiなどの電波を受信する端末と、電波の送信側である基地局のアンテナは2本ずつ。このアンテナを2倍の「4本ずつ」に増やすことで、一度のデータ送受信量を増やす技術になります。
情報量が約2倍になるので、単純に、速度も2倍になります。
情報密度を高める「256QAM」

こちらの技術は、「256 quadrature amplitude modulation」の略で、「256カム」と読みます。
簡単に言うと、送受信するデータ量の情報密度を高める技術。従来は「64QAM」の6ビットでしたが、「256QAM」の場合は8ビットになります。より効率的な情報の受け渡しが可能になり、通信速度は約1.3倍になります。
複数の電波を束ねる「キャリアアグリゲーション」

最後の技術が、キャリアアグリゲーションです。
「キャリア」は「電波」、「アグリゲーション」は「集める」という意味を持ちますので、言葉の意味だけでなんとなく意味はおわかりかもしれません。
言葉のとおり、「複数の電波を集め、束ねて、利用する」技術がキャリアアグリゲーションです。 以上が、2019年1月25日よりWiMAXで適用された1,237Mbpsを実現させている高い技術の数々です。
3つの技術を組み合わせて、通信を高速化

ここまででご説明した、3つの技術を全て組み合わせることによって、1,237Mbpsという数字が実現可能になっています。
MIMOの技術で高速化したWiMAX回線とauLTE回線を、それぞれ256QAMによってさらに速度を1.3倍に引き上げます。 そして最後に、この2つの回線を、キャリアアグリゲーションを利用して同時利用が可能なようにすることで、高速の1,237Mbpsが初めて実現可能な数字となります。
ここで注意点として知っておくべきなのがWiMAXの契約で、au4GLTE回線を利用するためにはハイスピードプラスエリアモードを使う必要があること。
その際は、WiMAXのおすすめ無制限プラン、ギガ放題であっても月間7GB制限が適用されます。
後で詳しくご紹介いたしますが、いくら高速化といってもWiMAX2+のみで利用可能ではないことをお忘れなく。
それでは、次に、そんな1,237Mbpsに高速化したWiMAXの利用可能ルーターについて見ていきましょう。
1,237Mbpsが使えない!?最新端末の契約が必須!

ここでもっとも注意すべき点は、1,237Mbpsを体感できる端末は、2019年1月25日に発売されたWiMAX端末「W06」のみであるということ。
最新端末の「WX06」は最高速度440Mbpsとなっているので注意が必要です。1,237Mbpsでインターネットを利用したい場合は、W06契約をするようにしましょう。
また、1つ前の章で少し触れたように、WiMAXを1,237Mbpsで利用するためには、ハイスピードプラスエリアモードでauLTE回線とWiMAX2+回線の同時利用が必要になりますが、この点でも、W06は非常におすすめな端末になります。
おすすめポイントは「通信モードの自動切り替え機能」により、auLTE回線のデータ利用量7GB超過、及び、超過による速度制限を避けることができる点です!
WiMAXはギガ放題プランにすれば、WiMAX2+回線は無制限で利用が可能ですが、auLTE回線は違います。ギガ放題プランであっても、通常プランでも、auLTE回線を1ヶ月の間に7GB以上利用してしまうと、WiMAX2+回線もろとも128Kbpsの速度制限を受けてしまいます。
そのため、これまでの端末では「速度制限が怖くてハイスピードプラスエリアモードが使えなかった」という人も多かったかと思います。
しかし、W06には、通信モードの自動切り替え機能が新機能として追加されており、自分の決めたデータ量までauLTE回線を利用してしまった場合、自動でWiMAX2+素晴らしい機能がついています。
この機能があれば、自由にハイスピードプラスエリアモードを利用しても、速度制限にかかる心配がありません!
W06を契約した方には、ぜひ試していただきたい機能です。
高速のWiMAXを最大限お得に快適に使うコツとは

それでは最後に、1,237Mbpsという高いスペックのWiMAXを最大限利用する方法を徹底的に調査いたしましたので、ご紹介いたします。
現在、WiMAXを最大限利用する方法として確実に押さえたいのは以下の3点
WiMAXを最大限活用するために
- USB3.0以上対応のType-Cケーブルを購入する
- 「東京都、埼玉県、愛知県、大阪府」で利用する
- LTEオプション無料のギガ放題プランで申し込む
USB3.0以上対応のType-Cケーブルを購入する
現在WiMAXのモバイルWiFiルーターの中で高速の1,237Mbpsになるものは、W06のみ。
そして、WiMAXルーター端末W06でインターネットを1.2Gbpsの回線速度で利用できるのは、ルーター端末とノートPCなどの機器をUSB3.0以上対応のType-Cケーブルで有線接続したときのみになります。
WiMAXのモバイルルーターを契約してもこのUSBケーブルは別売のため、別途購入が必要なのでご注意ください。ただ、上記のケーブルをお持ちでなくても、最大速度は867Mbpsで、十分な高速通信が可能ですので、ご心配なく。
「東京都、埼玉県、愛知県、大阪府」で利用する
現在、ケーブルを繋いだ状態で、高速の1,237Mbpsを体感できるのは、東京・埼玉・愛知・大阪の4都府県のみになります。
ただ、他の都道府県での利用時も最大速度は867Mbpsとなっておりますので、十分な高速通信が可能です。また、対象エリアは随時拡大予定となっておりますので、WiMAXの最新ニュースはお見逃しなく。
LTEオプション無料のギガ放題プランで申し込む
以前はauLTE回線を利用するために、月額料金とは別にオプションとして月々1,004円追加料金が必要でした。しかし、現在のWiMAXはギガ放題プランを選択すれば、この追加料金は無料になります!
安定感という意味でもエリア内であれば非常に安定的ですし、ご家庭で利用するには十分すぎるでしょう。
しかし、地下のカフェなど屋内の奥のほうへ行くことが多い、もしくはWiMAXの1,237Mbpsを7GBまで使ってより高速で使いたい、という人にはこのLTE無料化は非常に嬉しいですね。
まとめ
以上が、WiMAXの1,237Mbpsに関するご紹介です。WiMAXを最大限ご活用いただく方法から、ルーターのご紹介までさせていただきました。最後に、WiMAXの契約をお考えの方へご案内がございます。
実は、どこのプロバイダでWiMAXを契約しても、W06のルーターを利用することができます。さらに、端末料金は基本無料なのです。
となると、WiMAXの契約で最も重要なことは、「キャンペーンを含む実質料金」、つまり「お支払い総額」!いかにお支払い総額を抑えて、お得にWiMAXを利用するかがポイントなのです。
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