WiMAXの速度を比較!他のポケットWiFiよりも遅い?
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「WiMAXの速度って実際はどれくらいなの?」
「他社のポケットWiFiと比較すると速度は速い?それとも遅い?」
WiMAX(ワイマックス)はポケットWiFiの中では
比較的料金も安く、月間の通信量も無制限で利用できるのが特徴。
累計契約者数も3,000万人を超え、多くの人に使われているサービスとなりました。
その一方、冒頭の例のように
WiMAXの速度についてはあまりよく知らない、という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、各社のポケットWiFiを実際に使用している当サイトが、WiMAXとポケットWiFiの速度比較情報をお伝えしています。
他社のポケットWiFiサービスとの比較によって、
WiMAXがどのくらい速いのかが明らかとなっています。
ポケットWiFi選びにおいて速度を重視しているのであれば必見の内容です。
WiMAXの速度はどのくらい?

他社のポケットWiFiとの比較に入る前にまずは、WiMAXの通信速度について解説してまいります。
今すぐ速度比較の結果を知りたい方は以下のボタンから確認することができます!
WiMAXと
他社ポケットWiFiの
速度比較結果を見る
WiMAXの通信サービスはUQコミュニケーションズ株式会社が2009年から提供していますが、速度のさらなる高速化を図るため2013年よりWiMAX 2+回線へ転換。
その結果、WiMAXでは13.3Mbpsであった最大通信速度が
WiMAX2+で558Mbpsへと向上しました。40倍以上速度が向上したのは、まさに劇的であると言えます。
さらに、WiMAX2+のルーターにはau4GLTEの電波も利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」も装備。
au4GLTEとWiMAX2つの電波を組み合わせることによってWiFi通信で
最大867Mbps、有線接続で1,237Mbpsと光回線並みの速度まで出せるようになりました。
ただし、現在この最大速度を出すことができるのは
最新端末であるW06とL02の2機種だけ。旧端末であるWX05などは最大440Mbpsです。
WiMAXの速度についての解説はここまで。それでは、他社のポケットWiFiと比較するとWiMAXの速度は一体どれくらい速いのでしょうか?比較結果を確かめてまいりましょう!
WiMAXと他の通信サービスと比較!

ここではWiMAXと他社のポケットWiFiの速度を比較してまいります。比較項目は以下の2点。
今回は以下の6社の速度を比較しました。
- WiMAX
- ワイモバイル
- docomo
- softbank
- どんなときもWiFi(受付停止中)
- MugenWiFi
それでは、比較結果を見てまいりましょう!
最大通信速度で比較
最大通信速度は
「理論上そのWiFiルーターで出せる最大の通信速度」の値となります。
理論上というのは、回線に接続している人が少ないため混雑しておらず、使用しているパソコンやケーブルの処理性能が高いといった最高の条件が揃っている場合のこと。
実際の速度は回線の混み具合や使用している機器やケーブルの種類によって遅くなるため、
最大通信速度が出ることはほぼないと言っても差し支えありません。
最大通信速度は回線やWiFiルーターが持っているポテンシャルであるという認識を持っておくことをおすすめします。
では、各社のポテンシャルにはどのくらいの差があるのでしょうか?以下の比較表をご覧ください。
※スクロールできます
ポケットWiFiの最大通信速度
サービス名 |
WiMAX |
ワイモバイル |
ソフトバンク (SoftBank) |
docomo |
どんなときも WiFi |
Mugen WiFi |
利用回線 |
WiMAX2+, au4GLTE |
Softbank 4GLTE |
Softbank 4GLTE |
docomo 4GLTE |
docomo, au, Softbank 4GLTE |
docomo, au, Softbank 4GLTE |
端末 |
W06 |
803ZT |
601HW |
HW-01L |
D1 |
U2S |
上り 最高速度 |
75Mbps |
37.5Mbps |
37.5Mbps |
131.3Mbps |
50Mbps |
50Mbps |
下り 最高速度 |
1,237Mbps |
988Mbps |
612Mbps |
1,288Mbps |
150Mbps |
150Mbps |
このように、上り(アップロード)下り(ダウンロード)の最大通信速度では共に
docomo(ドコモ)が最速。下り速度ではWiMAXがdocomoに続いて2番手、Y!mobile、ソフトバンクと続き、どんなときもWiFiとMugen WiFiが最下位という結果になりました。
最大通信速度の面でWiMAXは
他のポケットWiFiと比較しても速い部類に入ります。1,000Mbps越えは2社しかありません。
しかしながら、先ほども申し上げた通り最大通信速度はあくまでポテンシャルです。いくらポテンシャルが高くても実際の速度が遅いのでは意味がありません。
次は実際に利用したときの速度、
「実測値」を比較してみましょう!
実測値で比較
実測値は読んで字のごとく、実際に測定した値です。そのためポケットWiFiの機種、置き場所、測定時間や天気などよって実測値は変化します。
また、通信制限がかかっていれば、実測値は大幅に低下することも。
今回の実測値は、当サイトで所有している3つのポケットWiFi(WiMAX,どんなときもWiFi,Mugen WiFi)については東京都内で計測しました。
一方で所有していないポケットWiFi(docomo,ソフトバンク,ワイモバイル)の実測値については利用者の口コミや評価に書かれている数値を平均して算出しております。
以下比較結果をご覧ください。
※スクロールできます
ポケットWiFiの実測値
サービス名 |
WiMAX |
ワイモバイル |
ソフトバンク (SoftBank) |
docomo |
どんなときも WiFi |
Mugen WiFi |
端末 |
W06 |
803ZT |
601HW |
HW-01L |
D1 |
U2S |
上り実測値 |
8.9Mbps |
4.6Mbps |
9.8Mbps |
6.2Mbps |
19.2Mbps |
15.6Mbps |
下り実測値 |
47.6Mbps |
56.7Mbps |
37.4Mbps |
23.5Mbps |
23.2Mbps |
26.7Mbps |
このように、
実測値では上りがどんなときもWiFi、下りはワイモバイルが最速という結果になりました。WiMAXは上りでは4位ですが、下りでは
2位にランクイン。最大通信速度1位のdocomoは上り下りともに下位に沈んでしまいました。
ポケットWiFiの実測値を比較すると、最大通信速度よりも差が少ないことが分かります。
実は、どのポケットWiFiを選んでも速度の実測値は平均して
20〜60Mbpsに収まることがほとんど。今回実際に計測したW06、D1、U2Sも例外ではありません。
以上の結果からポケットWiFiは実測値で比較すると、どの会社も横並びであり、
WiMAXは決して遅くないという結論付けができそうです。
ここまでWiMAXと各社のポケットWiFiを比較しましたが、どのポケットWiFiも最大通信速度と比較すると実測値は大幅に下回っています。
ここまで低いと実際はほとんどネット使えないんじゃ…と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが、実測値が20〜60Mbps出ているのであれば心配する必要はありません。その理由をこの後解説いたします!
快適な通信に必要な速度は?

ここでは、WiMAXや他のポケットWiFiの実測値でインターネット利用が可能なのかについてお伝えします。
結論から申し上げると、
実測値が20〜60Mbps出ていればインターネットを快適に利用できます。以下の表に、利用場面別に必要な速度をまとめてみたのでご覧ください。
利用場面 |
快適に利用するために必要な速度 |
メール |
1Mbps |
Webサイト閲覧 |
2Mbps |
Youtube(360p) |
1Mbps |
Youtube(1080p) |
10Mbps |
オンラインゲーム |
20Mbps |
このように、20Mbps以上の実測値が出ていれば、
メールのやりとりからオンラインゲームまで快適に利用できます!どのポケットWiFiも遅くて使い物にならない、ということはないのでご安心ください。
ただ、オンラインゲームで遊ぶときには速度以外にPing値が大切になってくるので注意が必要です。Ping値とは通信の応答速度を評価する値で、数値が少なければ少ないほど良いとされています。
オンラインゲームを遊ぶ際のping値は50ms以下が望ましいのですが、WiMAXをはじめとするポケットWiFiでは
環境によって50msを超えてしまうこともあります。
そのため、ポケットWiFiをオンラインゲームの通信に利用するのであれば、事前に試してみるのがおすすめです。
そんな時に便利なのがUQ WiMAXのサービスである
「Try WiMAX」。Try WiMAXはWiMAXルーターを無料で15日間レンタル可能です。
事前にWiMAXがゲームで使えるのかチェックすることで、契約後に使えず即解約といった事態を防ぐこともできます。
ポケットWiFiに不安を感じているのであればTry WiMAXを使ってみましょう!
まとめ 比較結果から分かることは?

ここまで、WiMAXの速度について見てまいりました。ここまで紹介した内容について振り返ってみましょう!以下をご覧ください。
WiMAXの速度について
- WiMAX2+の最大下り通信速度は現在558Mbps
- WiMAX2+とau4GLTEを組み合わせるとWiFi接続では867Mbps、有線接続では1,237Mbpsとなる。
- 最大通信速度で他のポケットWiFiと比較するとWiMAXは速い部類に入る。
- 実測値では、他のポケットWiFiの速度と大きな差はない。
- 実測値が20Mbpsあればインターネットは快適に利用できる。
- 速度に不安を感じているならTry WiMAXでルーターをレンタルして試すことが可能。
これまでお伝えしたように、WiMAXは他のポケットWiFiと比較しても
決して遅くなく、動画視聴やゲームでも利用可能です。
しかも、冒頭でもお伝えしたように他のポケットWiFiより
料金面で安いというメリットもあります。参考までに以下の料金比較表をご覧ください。
サービス名 |
実質月額料金※ |
WiMAX |
3,524円 |
ワイモバイル |
4,765円 |
ソフトバンク |
8,149円 |
docomo |
7,812円 |
どんなときもWiFi |
3,615円 |
Mugen WiFi |
3,170円 |
※「実質月額料金」とは、ポケットWiFiの契約期間中に支払う料金の合計(初期費用、端末費用、月額費用など)からキャンペーンの割引額を引き、契約期間(月)で割った数値のことを指します。
計算式は(「初期費用」+「月額料金×契約月数」- 「キャッシュバック」)÷「契約月数」となります。
現在、WiMAXの料金はMugen WiFiよりも若干高くなっています。Mugen WiFiは
3キャリア無制限で使えるポケットWiFiでは最安です。
ですが、WiMAXもdocomo、ソフトバンク、ワイモバイルと比較すると
圧倒的に安い料金で利用できることがお分かりいただけるかと思います。
速度も速く、料金も安いWiMAX。では、WiMAXを利用するためにはどのような手続きが必要なのでしょうか?
WiMAXを利用する方法は2つあります。1つは通信回線を所有するUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)と契約する方法。
もう1つは、UQコミュニケーションズからWiMAX回線の提供を受けサービスを展開するMVNO事業者(ここではプロバイダと呼びます)と契約する方法です。
現在WiMAXプロバイダには、GMOとくとくBB、BroadWiMAX、BIGLOBEなど
20社以上が存在します。
よく
「A社のWiMAXはB社のWiMAXと比較するとより速い」など、プロバイダごとに速度が異なるという評価や口コミを目にすることがあります。
ですが、回線を所有するUQ WiMAXを選んでもMVNO業者であるプロバイダも利用しているのは同じWiMAX2+回線です。どのプロバイダを選んでも
通信エリアや速度が変化することはありません。
その一方で、WiMAXの利用料金はプロバイダごとに全く異なります。WiMAXを安く利用するためには割引やキャッシュバックも含めて
各プロバイダの料金を比較することが重要です。
WiMAX比較.comでは、20社以上あるプロバイダの価格情報を毎月確認し、
「今最もお得なプロバイダ」の情報をお伝えしています。
お得で快適なネット環境を求めているのであれば、ぜひご覧ください!
WiMAXプロバイダの比較は
こちら!