楽天モバイルの5G回線を徹底解説!通信エリアの確認方法や料金・端末情報

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4Gの通信エリアが拡大し、人口カバー率が98%を超えた楽天モバイル。高速通信が可能な5G回線にも対応しており、契約を検討中の方も多いのではないでしょうか。
しかし、楽天モバイルには対応エリアが狭いなどの口コミや評判もあり「楽天モバイルのエリアはどれくらいなのか」「5G回線は本当におすすめなのか」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回、楽天モバイルの最新動向を毎日追っている当サイトが、楽天モバイルでも5Gが使えるのか、対応端末やプラン、エリアについて徹底調査しました。
記事の後半では、現在主流の4Gとの違いや、5Gとどちらがおすすめなのかわかりやすく説明します。楽天モバイルの契約を検討中で、5G回線を使いたい考えている方はぜひご一読ください!
楽天モバイル(RakutenMobile)の4G・5Gの通信エリアついて

まずは、楽天モバイルが繋がるのか、通信エリアを見ていきましょう。現在、楽天モバイルでは以下3つの回線に対応しており、それぞれ通信エリアが異なります。
- 楽天回線 4G LTE…楽天モバイルの通常の回線。全国で利用可能。
- 楽天回線 5G…高速かつ低遅延の新しい回線。首都圏など一部エリアでしか利用できない。
- パートナー回線…au回線。楽天モバイルが繋がらない場所で利用できるが月間5GBまで。
楽天モバイルの通信エリアについて、4G回線から確認していきましょう。
人口カバー率98%突破!楽天モバイルの4G通信エリア
まずは楽天モバイルの4G通信エリアについて確認します。楽天モバイルの4G回線の人口カバー率は、2022年10月末の現時点で98%を突破したと発表がありました。実際に楽天モバイルの通信エリアを見ていきましょう。

- ピンク:楽天回線 4G LTE
- 紫色:楽天回線 4G LTE拡大予定エリア
- 黄色:パートナー回線(au)エリア
よく通信回線を使うエリアがピンク色(楽天回線 4G LTE)になっているか確認します。ピンク色のエリア内だった場合は、楽天回線 4G LTEに接続可能なので、楽天モバイルを問題なく利用できると考えていいでしょう。
一方、黄色のパートナー回線エリア(au)や紫色の楽天回線 4G LTE拡大予定エリアの場合、楽天モバイルの回線が圏外や繋がりにくい可能性が高いです。今後エリアが拡大するまで、契約は待つことをおすすめします。
楽天モバイルの5G対応エリア
次に、楽天モバイルの5Gエリアを確認していきます。
5G回線の場合、利用端末と契約プランが対応していても、楽天モバイルの5G対応エリアでなければ4G LTE回線に繋がってしまいます。5Gに接続するには、ある特定の周波数帯(バンド)を受信する必要があるのです。
「n77」(Sub6)と「n257」(ミリ波)というバンドがご利用の地域に届いていれば特別な設定をせず、自動的に5Gへ切り替えられます。楽天モバイルの5G回線に接続ができると、端末の画面上に表示される「4G」が「5G」に切り替わる仕組みです。
現在の楽天モバイル5G回線対応のエリアは以下のとおりです。

- 青色:楽天回線 5G ミリ波エリア(高速かつ低遅延だが電波が届きにくい)
- 緑色:楽天回線 5G Sub6エリア(広範囲に届くが通信速度はミリ波に劣る)
ご覧の通り、楽天モバイルの5Gエリアはまだ限られており、主要都市のなかでも限定的。現在、楽天モバイルは5G対応エリア拡大に向けて通信基地局を増やしています。
いつまでに、どこの地域を拡大予定なのか気になる方は、楽天モバイルの公式サイトから拡大予定エリアの確認が可能。今は5G回線が利用できる地域は限られていますが、今後のエリア拡大に期待しましょう。
5Gには「ミリ波」と「Sub6」の2種類の周波数帯(バンド)があります。ミリ波(28GHz帯)は周波数が高いため、5Gの特徴をより高度に実現できる反面、障害物などに弱く利用できる場所が限定的。
Sub6(3.7Ghz帯と4.5GHz帯)はミリ波よりも周波数が低いため、ミリ波ほど5Gの特徴を活かすことはできないですが、より広範囲のエリアへ電波を送れます。
以上、楽天モバイルの4G・5Gの通信エリアを確認しました。ですが、エリアマップだけでは本当に楽天モバイルが使えるか不安な方もいるでしょう。実は、現在お使いのスマートフォンで楽天モバイルのエリアに対応しているか確認する方法もあるのです。スマホでエリアを確認する方法については次章で解説します。
乗り換え前にスマホでエリアを確認する方法

3大キャリア(au・docomo・SoftBank)などのスマホから、楽天モバイルへ乗り換えを検討している方も多いでしょう。現在、楽天モバイルに対応しているスマホ(iPhoneやAndroidなど)をお使いの場合は、新たに端末を購入することなく乗り換えできます。
ここで心配なのが「乗り換えた場合、住んでいるエリアは楽天モバイルに対応しているのか」ということ。楽天モバイルを契約する前に、現在お使いのスマートフォンでもエリアを確認することができるため、その方法について説明します。
iPhoneでのエリア確認方法
iPhoneで楽天モバイルのエリアを確認する方法は以下のとおりです。
- iPhoneのホーム画面にある「設定」を開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「ネットワーク選択」を選択する
- 「自動」をオフにする
- 「Rakuten」または「401 11」が表示されれば、楽天モバイルの対応エリア内 ※401-11とは、楽天モバイルの識別番号

Androidでのエリア確認方法
Androidで楽天モバイルのエリアを確認する方法は以下のとおりです。
- Androidのホーム画面にある「設定」を開く
- 「接続」を選択
- 「モバイルネットワーク」を選択する
- 「ローミング設定」を選択する
- 「ネットワークを自動的に選択」をオフにする
- 「Rakuten」または「401 11」が表示されれば、楽天モバイルの対応エリア内 ※401-11とは、楽天モバイルの識別番号
以上が、iPhoneとAndroidでの楽天モバイルのエリア確認方法です。お住まいのエリアなど、楽天モバイルを利用する場所でぜひお試しください。
エリア内で楽天モバイルの電波が繋がらない原因と対処方法

続いては、楽天モバイルのエリア内なのに、楽天回線に繋がらない・圏外になる・パートナー回線に繋がる原因と解決方法について解説します。楽天モバイルの通信回線は繋がりにくいなどの口コミもありますが、いくつか原因があるのです。
さっそく、確認していきましょう。
地下や屋内でも繋がりやすい周波数のプラチナバンドに対応していない
楽天モバイルは、地下や屋内でも繋がりやすい周波数帯のプラチナバンドに対応していないので、繋がりにくい場合があります。
700〜900MHz帯の低い周波数帯で、障害物も回り込むことができるため、壁などに囲まれた屋内や地下でも繋がりやすい特徴を持つ。
現在プラチナバンドに対応しているのは、au・ドコモ・ソフトバンクなどの大手キャリア回線のみ。楽天モバイルではプラチナバンドを利用できないので、大手キャリアと比較した場合に繋がりにくいのです。
プラチナバンドがない楽天モバイルでは、2024年の割り当てを目標としていますが、現状は利用できない状況です。屋内などで楽天モバイルを使っていて繋がりにくいと感じた方は、以下の対処方法を試してみてください。
- 壁などが少ない場所へ移動する
楽天モバイルのエリア内で利用場所を移動しても繋がらない・圏外などの場合は、通信端末や回線に何かしらの問題がある可能性も。通信端末の電源を再起動してから楽天モバイルに再接続してみましょう。
対応エリアマップは完璧なわけではない
先ほど紹介した楽天モバイルの通信エリアマップですが、必ずしも完璧ではありません。楽天モバイルのエリア内であっても、障害物や天候が影響して、楽天回線に繋がらない・圏外になる・パートナー回線に繋がる場合があります。
もし、楽天モバイルのエリア内なのに繋がらないと感じた方は、以下の対処法をお試しください。
- 楽天モバイルの通信エリア内を移動する
そもそも通信エリアとは、街中にある基地局から発せられる電波が届く範囲のこと。一般的に1つの基地局に対して、約1キロ程度しか電波は届きません。つまり、基地局から遠ければ遠いほど電波が弱まります。
また説明したとおり、障害物に強いプラチナバンドも利用できないため、楽天モバイルのエリアマップには多少の誤差があるかもしれません。可能な方は、楽天モバイルのエリア内を移動してから再接続してみましょう。
楽天モバイルが繋がらない・圏外などになる場合の対処方法は以上となります。では実際に楽天モバイルのユーザーは、通信速度や対応エリアに満足しているのでしょうか。利用者の口コミや評判を確認していきましょう。
サービス利用者の口コミや評判

さっそく、楽天モバイルのサービスを利用している方の口コミや評判を確認していきましょう。
5G回線の通信速度は速い?楽天モバイルの良い評判
飯田橋、楽天5G、速い pic.twitter.com/GQsZ28YF1H
— Big (@Big_5G) March 7, 2022
楽天モバイルの5Gも結構速い。
— アキラ (@akirakira_memo) December 18, 2022
過去に何回か測っているけど、いつも2桁だったのに今回下りが250Mbps超え。
エリアも広がって来ているなぁ。
8月時点だと公表で5Gエリアなのに繋がらなかったりしたけど、今回はちゃんと5Gエリア。 pic.twitter.com/MQN2vwGeJn
都心を中心に基地局が多いエリアでは、楽天モバイルに繋がりやすいとの評判がありました。特に楽天モバイルの5G回線エリアでは、通信速度が高速との評判がありました。
また、依然と比較して5Gエリアが拡大したとの口コミも。まだ楽天モバイルの5Gエリアは限定的ですが、着実にエリア拡大していることがわかりますね。
電波が繋がらないエリアもある?楽天モバイルの悪い評判
楽天モバイル解約しました?
— たつきち@ギガンテス愛好家【28歳オス 永遠の独身】 (@PDtatsukichi) December 21, 2022
約1ヶ月ちょい。
楽天回線エリア内でも繋がらない所では本当に繋がらない。
※山口市小郡(新山口駅から徒歩5分)
サポートセンターに問い合わせるも改善時期は未定との事。
実質5GB 3200円のSIMでした。
みんな契約する時は慎重にね??? pic.twitter.com/fSsJqSKpXH
楽天モバイル地下弱いよね。
— つるる (@tsuru_hime) December 19, 2022
決済アプリ使えないのとか地味に困る。
横須賀線快速乗ってると新橋⇔品川の間で電波なくなるのもそろそろどうにかならないのかな?
こんな都心で繋がらないとこちょいちょいあるのに「人口カバー率98%」とは何でござる?
楽天モバイルの電波状況。
— 妙典・行徳あたりに在住 go_myoden (@go_myoden) January 11, 2023
妙典・行徳あたりで店舗屋内に入ると繋がらなくなることがある。ドコモやau、ソフトバンクは繋がるのに。
5G、旧江戸川沿いしか繋がらないし。
使い放題として安価なので使ってるけど、価格が上がることがあれば他キャリアへの乗り換えを即時実施かな。
楽天モバイルの電波が繋がらない・圏外などの悪い評判もありました。大手キャリア回線(au・docomo・SoftBank)が繋がるエリアで、楽天モバイルは繋がらなかったとの口コミも。
屋内や田舎、山間部などの、電波が届きにくいエリアでは圏外やパートナー回線の接続になる場合もありそうです。楽天モバイルを契約する前に、無制限で利用できる楽天回線エリアに対応しているのかは事前に確認しましょう。
楽天モバイルの評判や口コミを見る限り、5G回線が利用できるエリアでは高速で利用できるものの、屋内などではやはり繋がりにくいと言えそうです。
ここまでの内容を踏まえ、「5G回線なら楽天モバイルを契約したい」と考えている方もいるでしょう。そんな方にむけて、次章では5G回線の基本情報や楽天モバイルの対応端末、料金プランについて、改めて説明します。
5G回線の基本情報や料金プラン、端末を解説

ここまでは楽天モバイルの通信エリアを中心に解説をしましたが、ここからは楽天モバイルの料金プランや端末についてご紹介します。具体的な説明に入る前に、まずは5G回線の基本情報について改めて確認していきましょう。
そもそも5Gの特徴やメリットとは?

楽天モバイルの5Gについて説明する前に「5Gとはそもそも何なのか」わかりやすく説明します。
5Gとは、5th Generationの略で第5世代移動通信システムのこと。これまで、モバイル通信技術が大幅に進化した際に、第1世代から2世代、3世代へと進化を遂げてきました。
モバイル通信技術がこれまでの4G(第4世代)から革新的な進化を遂げ、5世代目へ突入したことから5Gが生まれました。

引用元:楽天モバイル
5G回線には、具体的にどのようなメリットがあるのか、以下の3点に絞ってご紹介します。
- 超高速&大容量
- 超低遅延
- 多数同時接続
超高速&大容量

4G回線によって、スマートフォンでゲーム、音楽や動画のストリーミング、ネットショッピングやテレビ電話が当たり前になりました。
4Gで高画質・高音質なデータを高速で扱えるようになりましたが、5Gは、4Gとは桁違いの大容量データを何十倍もの速度で通信が可能です。
つまり、スマホでYouTubeを観る際に動画が止まらないのはもちろん、高画質の4K動画なども数秒でダウンロード可能となります。
超低遅延
5Gの2つ目のメリットは、通信時の遅延が大幅に改善すること。これまではデータ通信時に端末から基地局、基地局からクラウドサーバーへ接続する必要がありました。
5G通信は、端末から基地局の近くにある「エッジサーバー」へ直接接続することで遅延を何倍も短縮できます。
これにより、車の自動運転や機械の遠隔操作の性能が飛躍的に向上します。
多数同時接続

その名のとおり、5Gではこれまでより多くの通信機器へ同時接続ができます。
例えば、駅のホームなど大勢が密集した場所ではインターネットに繋がらないことが時折あります。5G回線は4Gの約10倍の許容量があるため、このような問題が大幅に減ります。これにより、スマートフォンだけでなく、車やパソコン、家電など身の回りの様々なモノに同時接続が可能です。
これまでとは見違えるほどの速さで膨大なデータを一度に扱える5G通信。5Gを利用することで、スマートフォンやパソコンを面白いほどサクサク操作できるでしょう。
5Gの基本情報を押さえたら、楽天モバイルの料金プランや端末を知ることでおすすめかどうかが分かるでしょう。次に楽天モバイルの5G事情を詳しく説明します!
5Gに対応している楽天モバイルの格安料金プラン

楽天モバイルが提供しているプランは「Rakuten UN-LIMIT VII」の1種類のみ。このプランで4G回線はもちろんのこと、5G回線も利用可能です。
料金プランの詳細は以下のとおり。
Rakuten WiFi Pocket 2B / 2Cの
利用料金プラン
利用プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VII | |
---|---|---|
月間 データ 容量 |
楽天回線 | 使い放題(無制限) |
パートナー 回線(au) |
5GB/月 ※1 | |
月額料金 ※3 | 0〜1GB | 1,078円※2 |
1GB〜3GB | ||
3GB〜20GB | 2,178円 | |
20GB〜 | 3,278円 | |
キャッシュバック | 4,401円分 楽天ポイント |
|
その他キャンペーン | 楽天市場 ポイント最大16倍 楽天グループ サービス無料 |
|
支払方法 | クレジットカード デビットカード 口座振替 楽天ポイント |
|
契約手数料 | 無料 | |
解約違約金 | いつでも無料 |
※2 2回線目:0~3GBの料金は1,078円。
楽天モバイルは「低価格で高品質な5G通信」をモットーに料金設定を抑えつつ5G通信を提供しています。楽天モバイルの特筆すべき点は、毎月使用したデータ量に応じて月額料金を調整できること。
Rakuten UN-LIMIT VIIは、データ容量も無制限なので毎月いくら使っても最大3,278円。5G回線を3,000円台と格安料金で好きなだけ使えるプランは非常に珍しいです。
さらに、楽天モバイルはデータ3GB未満であれば使用料金が1,078円であることや、海外でも毎月2GBまで無料で利用できるなど独自の魅力に溢れています。
楽天モバイルの5G対応端末
楽天モバイルで5G通信するには、利用する端末も5Gに対応していなければなりません。楽天モバイルの公式サイトでは、以下の5G対応端末を販売しています。
楽天モバイル
5G対応端末
(Rakuten)
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|
端末名 | Rakuten Hand 5G |
端末価格 | 19,001円 |
楽天モバイル
5G対応端末
(iPhone)
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端末名 | iPhone 14 Pro Max | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Plus | iPhone 14 | iPhone 13 Pro Max | iPhone 13 Pro | iPhone 13 | iPhone 13 mini | iPhone SE | iPhone 12 |
端末価格 | 181,800円~ | 164,800円~ | 135,900円~ | 120,910円~ | 159,800円~ | 144,800円~ | 108,900円~ | 93,900円~ | 62,800円~ | 93,900円~ |
楽天モバイル
5G対応端末
(Android)
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|
端末名 | Galaxy A23 5G | Xperia 10 IV | AQUOS sense7 |
端末価格 | 32,800円 | 45,800円 | 49,980円 |
現在、楽天モバイルの公式サイトで販売している5G端末は20機種以上。楽天モバイル公式サイトで販売されている機種であれば、確実に楽天モバイル回線が使えるうえ、5G通信ができるので安心ですね。
楽天モバイル公式サイトで販売されていない端末の場合、Galaxy Z Flip 5Gのように5G対応端末でも、楽天モバイルの5G通信には対応していないケースがあります。
お持ちのスマートフォンが楽天モバイル回線に対応しているのかは、こちらから事前に確認しておきましょう。
端末が楽天モバイルの5G回線に対応していれば、楽天モバイルのSIMカードを差し込むだけで使えます。わざわざ端末を買い換える必要がないので費用も節約できるのはメリットです。
以上、楽天モバイル5Gの対応プラン、端末について解説しました。では、これらの情報を踏まえて、楽天モバイルの5Gはおすすめといえるのでしょうか。次章で確認していきましょう。
楽天モバイルの5Gはおすすめ?
楽天モバイルでは、格安プランがすでに5Gに対応しており、対応端末も十分に提供しています。しかし、5G対応エリアがまだ限定的であることがネックです。ここで、楽天モバイルの5Gについて考えておきたいことは1つ。
「楽天モバイルの5G対応端末を契約するか、現行の4Gを使い続けるか」でしょう。
結論、現時点では5G回線にこだわらず4Gのお得なサービスを選ぶのがおすすめ。理由は2つです。
- どのキャリアでも5G通信エリアは限定的
- 5G対応端末は高額
それぞれわかりやすく説明します。
どのキャリアも5G通信エリアは限定的
5G通信が可能なエリアは楽天モバイルに限らずソフトバンク、ドコモ、auもまだまだ限定的。主要キャリア3社の5G対応エリアマップをまとめました。



5Gエリアの普及は、ソフトバンクが最も進んでいます。ソフトバンクは2022年春までに5Gエリアの人口カバー率90%を達成したと発表しています。
しかし、新型コロナウイルス拡大による影響や半導体不足により、どのキャリアもエリアの拡大は順調とはいえません。
4Gのように日常的に利用できるにはしばらく時間がかかりそうです。そのため、わざわざ今の段階から月額料金を支払ってまで5G対応のプランや端末を用意する必要はありません。
お住まいの地域で5G回線が使えなければ、5Gにこだわらず4Gで初期費用や月額料金が安く抑えられるサービスの契約をおすすめします。
5G対応端末は高額
楽天モバイルでも5G対応端末は充実していますが、ネックなのは端末価格の高さ。
5G対応で最安のアイフォン、iPhone SEは62,800円。iPhone 14 Pro Max になると、181,800円です。楽天モバイル公式サイトで販売している最安の5G機種「Xperia 10 III Lite」でさえ、約25,000円です。
楽天モバイルの月額料金は無制限で3,000円ほどですので、最低でも半年分以上の月額料金を端末に使わなければなりません。5G対応端末にこだわらなければ、選べる機種が増え、端末にかける費用を大幅に節約できます。
またiPhoneやAndroidが高額だと感じる方には、楽天独自のスマートフォンも用意されています。楽天モバイルのスマートフォン「Rakuten Hand」は、キャンペーンを利用することで実質1円で購入できます。
端末代金や通信エリアを考えると、楽天モバイルの5G回線は決しておすすめとは言えません。
本体価格が0円!モバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B/2C」

中には、4G回線を使うのであれば新しい携帯端末を購入するよりも、すでにお持ちのスマートフォンを利用したい方も多いでしょう。そのような方には実質0円で購入できる楽天モバイルのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B/2C」がおすすめです。
Rakuten WiFi Pocket 2B/2Cは楽天モバイルが提供している持ち運びが可能なモバイルルーター。電源を入れると自動的に楽天回線(エリア外はパートナー回線)に接続し、最大16台まで同時通信が可能です。
驚くべき点は、全ての割引を適応した場合、端末代が0円であること。契約事務手数料などもかかりません。
契約初月から安い月額料金のみで、データ使用容量無制限の楽天回線エリア内であれば、データ残量を気にせず好きなだけ動画を観ることができます。
さらに、今なら楽天モバイルを契約する方を対象に4,401円分の楽天ポイントがもらえるキャンペーンも実施しています。5G回線が普及するまで、通信固定費を安く抑えたい方にはピッタリです。
Rakuten WiFi Pocket 2B/2Cについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をぜひご一読ください!
まとめ:5G通信の対応エリアは今後徐々に拡大予定

ここまで楽天モバイルのエリアや、5G回線に関する基本情報や最新情報をお伝えしました。おさらいとして、楽天モバイルのエリアや5Gにまつわる重要な情報をまとめましたので、ご覧ください。
- 楽天4Gの人口カバー率は96%、5Gは都市部中心
- 楽天モバイルではプラチナバンドが使えない
- 通信エリアマップは確実な訳ではない
- 都心など基地局が多いエリアでは高速
5Gの特徴
- 超高速&大容量
- 超低遅延
- 多数同時接続
楽天モバイルの5G回線の基本情報
- 利用プランは4Gと同様のRakuten UN-LIMIT VII
- 5G対応端末は楽天モバイルの公式サイトで20機種以上から選べる
- 5G対応エリアはまだまだ限定的
5Gよりも4G回線がおすすめな理由
- どのキャリアも5G通信エリアは未だ限定的
- 5G対応端末は高額
以上となります。
5G回線は非常に快適なインターネット通信を実現しました。しかし、楽天モバイルや他のキャリアも含め、5G回線の通信エリアは限定的です。また、5G対応端末の価格を考えると、決しておすすめとはいいきれません。
それでも、楽天モバイルの5G回線を使いたい方は、しっかりと通信エリアを確認して契約するようにしましょう。
楽天モバイルに関するQ&A

ここからは楽天モバイルの5G回線やエリア、サービス内容についてよくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
他社と比較して5Gエリアは広い?
他社の大手キャリア回線(au・docomo・SoftBank)と比較した場合、楽天モバイルの5Gエリア拡大ペースはやや遅れ気味。とはいえ都心部中心に広がっており、5Gエリアの拡大は時間の問題でしょう。
楽天モバイルの4G回線の人口カバー率はどのくらい?
楽天モバイルの4G回線の人口カバー率は、2022年10月末の現時点で98%超えとの発表がありました。
パートナー回線(auLTE)のデータ容量制限や料金は?
楽天モバイルが繋がらないエリアでは、パートナー回線(auLTE)に接続できます。パートナー回線のデータ容量は月間5GBまで利用でき、容量を超えた後は1Mbps(動画視聴はできる程度)に制限されます。なおパートナー回線の追加料金はありません。
楽天モバイルで販売していない端末でも5G通信は可能?
楽天以外で購入した通信端末であっても5G通信ができる可能性はあります。しかし、楽天回線に対応している機種であるか、公式サイトより事前に確認する必要があります。
4Gと5Gは手動で切り替えられる?
通信端末によっては手動で4G回線と5G回線を切り替えることができます。切り替え方は端末によって異なります。
「エリア情報が取得できない」場合の設定方法は?
電源を入れた時やモバイルデータ通信をオンにした時など「エリア情報が取得できない」と表示が出た場合は、楽天モバイルの回線に接続されていません。楽天モバイルをデュアルSIMとして利用している場合は、回線を楽天モバイルに設定をしましょう。
※ポケットWiFi(ポケットワイファイ)はソフトバンクの登録商標です。当サイトではソフトバンクのポケットWiFiを含むモバイルWi-Fiルーターの総称は「ポケット型WiFi・モバイルWiFi」として記載しています。