ワイマックスとY!mobileの違い

経験者が語るWiMAXとYmobile(ワイモバイル)の徹底比較まとめ!
  • 最終更新日:2024年7月26日
WiMAX(ワイマックス)とYmobile(ワイモバイル)おすすめはどっち?
当ページは、WiMAXとYmobileの比較をしているページです。

現在大人気のWiMAXと、ポケットWiFiの商標を持つYmobile。結論からお伝えすると、YmobileよりもWiMAXの方がおすすめです

当ページでは、データ容量・通信端末・通信速度・通信エリア・料金を徹底比較した結果から、なぜYmobileよりもWiMAXのほうがおすすめなのかを解説します。

記事の最後では、WiMAXを最安値で契約できるプロバイダもご紹介しています。

Wi-Fiルーターを安い料金で快適に利用したい方は、ぜひ参考にしてください。




執筆者

WiMAX比較.com編集部

年間最高1,000万PVの通信系比較メディア「WiMAX比較.com」を運営する編集部です。
通信領域に精通するメンバーで構成している当編集部は、WiMAXを始めとするポケット型WiFi関連の最新情報を発信し、7年間で累計5万名様以上のネット回線契約をサポートしています。運営会社情報



WiMAX(ワイマックス)とYmobile(ワイモバイル)を徹底比較!

WiMAXとYmobileを徹底比較

ここからWiMAXとYmobileの比較をしますが、その前にWi-Fiサービスを比較する際のポイントを確認します。

Wi-Fiサービスの比較ポイント


  • データ容量
  • 通信端末
  • 通信速度
  • 通信エリア
  • 料金

Wi-Fiルーターを比較する際、料金の安さや速度だけに注目しがちですが、実はそれ以外にも上記のポイントを確認することが重要です

まずはデータ容量。月間で定められているデータ容量を超過すると速度制限がかかり、快適なインターネット通信ができない可能性があります。

データ容量はプランによって異なるため、事前に確認しましょう。

続いて通信端末・通信速度です。端末によって、速度や同時接続台数などのスペックが異なります。端末の性能により、インターネット通信の快適さに大きな差が出ます。そのため比較は必須です。

最後に、通信エリア。通信端末のスペックが高いとしても、通信エリア外の地域ではWi-Fiルーターを利用できません。

WiMAXとYmobileでは通信エリアが異なるため、あなたがWi-Fiルーターを利用する地域がエリア内か確認しましょう。

上記5つの比較ポイントを踏まえ、WiMAXとYmobileを比較します。

今回は20社以上あるWiMAXプロバイダの中でも、最も安い料金で利用できると評判のカシモWiMAXと、Ymobileの違いを見ていきます

WiMAXプロバイダとは、WiMAXを販売する代理店のこと。WiMAXプロバイダは20社以上存在しますが、どれも通信回線や速度、通信端末に違いはありません。唯一料金だけが異なります。

WiMAX
(カシモWiMAX)
Ymobile
プラン名 ギガ放題プラスSプラン Pocket Wi-Fiプラン2
データ容量の
オプション
なしの場合 アドバンス
オプション
加入時
月額料金 契約初月:
1,408円
1ヶ月目~:
4,818円
4,066円 4,818円
データ容量 無制限 7GB 実質無制限
(3日10GB
の制限有)
取り扱い端末 X12
L13
A102ZT/803ZT
通信速度 X12:3.9Gbps
L12:4.2Gbps
2.4Gbps 838Mbps
通信回線 au 5G・4G LTE
WiMAX2+
SoftBank 5G・
4G・LTE
SoftBank 4G
通信エリア
実質月額料金 3,792円 4,369円 5,206円
※ 契約期間中に支払う料金の合計(初期費用、端末費用、月額費用など)からキャンペーンの割引額を引き、契約期間(月)で割った金額。

それでは、次章から上記表の各項目について詳しく見ていきます。

料金プランはWiMAXが無制限、Ymobileが実質無制限か7GB/月

料金プランはWiMAXがデータ容量無制限、Ymobileが実質無制限または7GB/月です。まずはWiMAXとYmobileの料金プランをまとめた表をご覧ください。

WiMAX
(カシモWiMAX)
Ymobile
プラン名 ギガ放題プラスSプラン Pocket Wi-Fiプラン2
月額料金 契約初月:
1,408円
1ヶ月目~:
4,818円
4,066円 4,818円
データ容量 無制限 7GB 実質無制限
(3日10GB
の制限有)
実質月額料金 4,107円 4,369円 5,206円

WiMAXはギガ放題プラスSプランという無制限プランのみ提供しています。

YmobileはPocket Wi-Fiプラン2が基本プランで、月間7GBのデータ容量を利用できます。

この基本プランにアドバンスオプション(+752円)を付けると、7GB超過後もSoftBank 4G回線を実質無制限で利用できます

Ymobileは実質無制限

Ymobileのアドバンスオプションは完全無制限ではなく、実質無制限という点にご注意ください。

実質無制限とは、月間のデータ容量に制限はありませんが、「3日で〇GB」など、日にち単位で容量の定めがあるプランのことです。

Ymobileの場合、3日間で10GB以上のデータ通信をすると最大通信速度が1Mbpsに制限されます

しかし、1MbpsならSNSやインターネットの視聴、メッセージのやり取りは不自由なく行えます。オンラインゲームなどの大容量通信を必要としなければ、気にせず利用できる速度です。

また、YouTubeの標準画質の視聴に推奨されている速度は約1Mbpsであり、速度制限にかかっても快適に動画視聴できます。

さらに、速度制限にかかる時間は当日18時から翌日1時までと短時間。その後は通常の通信速度に戻ります。

Ymobileでオプションを付けない場合は月間制限

Ymobileでアドバンスオプションを付けない場合は、月間7GB以上のデータ通信をすると通信速度が月末まで128kbpsに制限されます

128kbpsは非常に低速で、LINEやメールのやりとりさえも不便になります。一度速度制限がかかると月末まで解除できず、通常速度に戻すためには0.5GBごとに550円追加料金が必要です。

一方、WiMAXは月単位・日単位ともにデータ容量の制限がなく、完全無制限で利用可能です。ただし、一定期間内に大容量通信をした場合は速度制限にかかる可能性があるためご注意ください。

以上の結果から、データ容量はWiMAXが優位だと言えます。それではWiMAXとYmobileはどのような通信端末を取り扱っているのでしょうか。それぞれの端末について詳しく見ていきます。

取扱端末を比較

続いて、WiMAXとYmobileの取扱端末を確認します。特に確認すべきポイントは以下の2点です。

確認すべきポイント

  • 同時接続台数
  • 連続通信時間

通信回線(通信エリア)速度も重要ですが、取扱端末の後に詳しく比較する章を用意しているため、ここでは割愛します。それでは上記のポイントを確認します。

※スマホは右にスクロールできます
WiMAX Ymobile
本体 X12画像 SCR01画像 X11端末画像 A102ZT端末画像 803ZT端末画像
端末名 X12 SCR01 X11 A102ZT 803ZT
端末価格 27,720円 21,780円 28,800円 21,960円
割引後の価格 プロバイダにより異なる 10,800円 3,960円
同時接続台数 17台 11台 17台 30台 16台
バッテリー容量 4,000mAh 5,000mAh 4,000mAh 5,300mAh 3,000mAh
連続通信時間 約9時間 約16時間 約8時間 約5~9時間 12~13.5時間
発売時期 2023/06 2021/04 2021/10 2021/07 2019/08
寸法 約W136mm
H68mm
D14.8mm
W147×
H76×
D10.9mm
W136×
H68×
D14.8mm
W141×
H69×
D15.9mm
W112×
H67.5×
D15.6mm
質量 約174g 約203g 約174g 約240g 約153g
※ ホームルーターは自宅のコンセントに挿して使うタイプのため、バッテリー容量や連続通信時間の記載はありません

同時接続台数は、A102ZTが一番多く30台、次いでWiMAXのSCR01が17台です。

同時接続台数が多いほど、より多くの端末と接続できます。Wi-Fiルーターに複数人で接続したい方は、同時接続台数が多い端末を選択しましょう。

続いて連続通信時間は、WiMAXのSCR01がダントツで約16時間。次いで、Ymobileの803ZTが12~13.5時間です。

連続通信時間が長いほど、外出先で長時間Wi-Fiルーターを利用できます。外出先に持ち運ぶ機会が多い方は、連続通信時間が長い端末を選びましょう。

ただし、Ymobileの803ZTはSoftBank 5Gが利用できません。外出先で長時間の高速通信をしたい方はWiMAXのSCR01 / X12・X11がおすすめです。

以上がWiMAXとYmobileの取扱端末です。利用人数や持ち運びの有無など、Wi-Fiルーターの使い方によっておすすめの端末は変わるため、どちらの端末が優れているかは一概には言えません。

しかし、Ymobileはホームルーターの取り扱いがない点と、5G対応端末が1種類という点でWiMAXに劣ります。

よって、ホームルーターを利用したい方や複数の5G対応端末から選択したい方は、WiMAXでの契約をおすすめします

ここまでWiMAXとYmobileの取扱端末を見てきましたが、快適なWi-Fi環境を整えるためには通信速度の比較も重要です。それでは次に、WiMAXとYmobileの通信速度を比較します。

通信速度はWiMAXが優位

ここからは、WiMAXとYmobileの上り・下り最大通信速度を見ていきます。最大通信速度の数値が大きいほど高速で通信できます。

※上り・下り速度とは

上り速度とは、デバイスからインターネット上にアップロードする速度のこと。例えば、写真やSNSの投稿、メール送信です。

下り速度とは、デバイスにデータをダウンロードする・受信する速度のこと。例えば、SNSやサイト、動画の視聴です。

WiMAX Ymobile
通信端末 X12 SCR01 X11 A102ZT 803ZT
下り最大
通信速度
4.2Gbps 2.2Gbps 2.7Gbps 2.4Gbps 838Mbps
上り最大
通信速度
286Mbps 183Mbps 110Mbps 46Mbps

表をご覧の通り、WiMAXの通信速度は、X12が4.2Gbpsと理論上は非常に高速です

対してYmobileは、最新機種のA102ZTが2.4Gbps。WiMAXには若干劣りますが、Ymobileも高速通信ができます。

ただし、表に記載の速度は理論値(ベストエフォート)のため、実際に上記の速度が出るとは限りません。

ベストエフォートとは、通信状況が最も良好な場合の通信品質のことです。実測値は通信環境によって変化するため、理論値よりも通信速度が遅くなると考えられます。

では、WiMAXとYmobileの実測値はどのくらいでしょうか。WiMAXとYmobileそれぞれの実測値を表にまとめました。

WiMAXはWiMAX比較.com編集部が実際に測定した速度、Ymobileはみんそくの実測値を参考データとして記載します。

WiMAXの実測値

通信端末 X12 SCR01 X11
5Gの
平均実測値
(下り)
116.4Mbps 370Mbps 356Mbps
5Gの
平均実測値
(上り)
計測中 48Mbps 50Mbps
4Gの
平均実測値
(下り)
計測中 118Mbps 64Mbps
4Gの
平均実測値
(上り)
計測中 32Mbps 11Mbps
※4G回線・5G回線共に5回ずつ測定した平均値

Ymobileの実測値

通信端末 A102ZT 803ZT
平均実測値(下り) 126.23Mbps 16.92Mbps
平均実測値(上り) 15.04Mbps 3.94Mbps
※みんそくより引用
※A102ZTは5G回線と4G回線の計測が混在した平均速度


表をご覧の通り、実測値はWiMAXのSCR01が最も高速です。理論値はX11のほうが速いですが、実測値はSCR01のほうが速いという結果になりました。

また、YmobileのA102ZTもWiMAXには劣りますが、実測値は126.23Mbpsと高速。

YouTubeで高画質(4K)の動画を視聴する場合は、20Mbpsの速度が推奨されています。このことから、WiMAXとYmobileの実測値がいかに速いかをお分かりいただけると思います。

また、通信エリアによって繋がりやすさや速度も変わります。そのため、契約前は通信エリアを必ず確認しましょう。それでは次にWiMAXとYmobileのエリアについて見ていきます。

通信エリアはほぼ同じ

エリアマップ

Ymobileはソフトバンク回線、WiMAXはauとWiMAX独自の回線を利用しており、どちらも人口カバー率は99%。そのためWiMAXとYmobile共に、ほとんどのエリアでインターネット通信ができます。

人口カバー率とは、全国を500m四方に区切り、そのうち半分以上をカバーしている際、「カバーしているエリアの人口÷国内総人口×100」で算出した指標のこと。

要するに、人が住む地域でカバーできているエリアの割合を表しています。

決して全国の99%でインターネット通信できるわけではないためご注意ください。WiMAXとYmobileどちらも人口カバー率99%ではあるものの、Wi-Fiサービス契約時は通信エリアの確認が必須です。


アドバンスオプションの通信エリアに注意

Ymobileのアドバンスモードは、通信エリアが限られるため注意が必要です。エリアの説明をするために、簡単に通信方式の解説をします。まずは下記の表をご覧ください。

WiMAX Ymobile
通信
モード
標準モード 標準モード アドバンス
モード
(アドバンス
オプション
加入時)
通信方式

au 5G

au 4G LTE
(FDD-LTE)

WiMAX2+
(TDD-LTE)

SoftBank 5G

SoftBank 4G LTE
(FDD-LTE)

SoftBank 4G
(TDD-LTE・
AXGP)

SoftBank 4G
(TDD-LTE・
AXGP)
※AXGPとはTDD-LTEと互換性のある通信規格です。

データ通信で使用されているLTEには、FDD-LTEとTDD-LTEの2種類あります。

2つのLTEの違いを簡単に説明すると、FDD-LTEは受信と送信が別々の回線に分かれている方式のことで、TDD-LTEは受信と送信が同じ回線で行われる方式のことです。

2つの方式にはどちらもメリット・デメリットがありますが、基本的にはFDD-LTEとTDD-LTEを同時に使用するため、大きな問題はありません

しかし、Ymobileのアドバンスモードでは、TDD-LTEとAXGPのみの提供です。SoftBank 5Gや4G LTE(FDD-LTE)が使用できず、通信エリアが狭くなります

また、TDD-LTEとAXGPは比較的高い周波数帯を使用しており、標準モードよりも電波が届きにくくなります。

アドバンスオプションを付加すると実質無制限でWi-Fiサービスを利用できるとはいえ、通信エリアは狭くなるため注意が必要です

以上がWiMAXとYmobileの通信エリアです。ここまで様々なポイントからWiMAXとYmobileを比較しましたが、Wi-Fiサービスは毎月の固定費になるため、やはり料金の比較も重要です。

そこで、次に料金の比較をしていきましょう。

料金が安いのはWiMAX

ここからはWiMAXとYmobileの料金を比較します。ここで重要なのは、月額料金ではなく実質月額料金を比較すること。

実質月額料金とは、契約期間中に支払う料金の合計(初期費用、端末費用、月額費用など)からキャンペーンの割引額を引き、契約期間(月)で割った金額です。

上記の通り、Wi-Fiサービス契約時は月額料金だけでなく、初期費用端末代金なども発生します。また、購入時にキャンペーンを実施している場合もあり、内容次第で料金が大きく変わります。

そのため、月額料金の他に発生する全ての費用やキャンペーンを加味した実質月額料金を比較することが重要です。

そこで当ページでは、WiMAXとYmobileそれぞれの実質月額料金を比較しています。

WiMAXには20社以上のプロバイダがありますが、中でも料金が最安と評判のカシモWiMAXの料金と比較します。

WiMAX
(カシモWiMAX)
Ymobile
(アドバンスオプション
加入時)
実質月額料金 4,107円 5,206円
3年間の総額 新端末プラン:147,843円 187,418円
※カシモWiMAXは当サイト限定キャンペーン適用時の料金

表をご覧の通り、実質月額料金は1,000円以上もWiMAXのほうが安いことが分かります。

ここまで確認してきた通信速度やデータ容量はWiMAXのほうが優れていますが、実質月額料金もWiMAXが安い結果となりました

ここまで解説した情報だけを見ると、YmobileよりもWiMAXのほうが優れていると感じるかもしれません。

しかし、WiMAXとYmobileには、他にもメリット・デメリットがあります。また、実際にWiMAXやYmobileを利用したユーザーからの口コミ・評判を見てから契約の判断をすることが重要です。

そこで次章では、WiMAXとYmobileのメリット・デメリットを解説します。その後、口コミ・評判についても確認していきましょう。

WiMAXとYmobileのメリット・デメリットを解説

WiMAX(ワイマックス)とYmobile(ワイモバイル)のメリット・デメリット

WiMAXとYmobileのメリット・デメリットを下記の表にまとめました。

WiMAX Ymobile
メリット 高速な
インターネット回線を
安い料金で
無制限利用できる
家族割引サービスが
適用される
デメリット 電波が障害物に弱く
繋がりにくい
速度・料金・データ容量
が他社に劣る

それではWiMAXとYmobileのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

WiMAXのメリット:無制限かつ高速通信が安く使える

上述の通り、WiMAXは無制限で高速なインターネット回線を安い料金で利用できる点がメリットです。データ容量無制限のWi-Fiサービスと比較しても、WiMAXの安さが際立ちます。

データ
容量
下り
最大
通信速度
実質
月額料金
WiMAX
(カシモWiMAX)
無制限 4.2Gbps 4,107円
ドコモ 無制限 4.9Gbps 10,007円
au 無制限 4.2Gbps 6,104円
楽天モバイル 無制限 150Mbps 3,281円

表をご覧の通り、ドコモは通信速度が4.9Gbpsと非常に高速ですが、実質月額料金は10,007円と高めに設定されています。

一方、楽天モバイルの実質月額料金は3,281円と非常に安いですが、通信速度は150Mbpsと他社と比較して遅いことが分かります。

WiMAXの通信速度はドコモに劣りますが、4.2Gbpsと高速です。さらに、実質月額料金は楽天モバイルと数百円の差しかありません。

以上の結果から、高速なインターネット回線を安い料金で無制限利用できる点はWiMAXの大きなメリットの1つと言えるでしょう

WiMAXのデメリット:電波が不安定なことがある

他の比較サイトを見ると、WiMAXの電波であるWiMAX2+は、障害物に弱く繋がりにくいとの記載があります。WiMAXの電波が障害物に弱いと言われる理由は、直進性の高い電波を使用しているから

各キャリアごとに使われている周波数帯は様々ですが、周波数帯の数字が大きいほど直進性が高く障害物に弱いと言われています。

WiMAX2+で使用している電波は2.5GHz帯(Band41)で比較的高い周波数です。よって、地下や建物内で繋がりにくいことがあり、これはWiMAXのデメリットの1つと言えます。

しかし、現プランのWiMAX+5Gでは、WiMAX2+回線に加えてau 4G LTEの2GHz帯(Band1)や1.7GHz帯(Band3)を標準モードで利用できます。

2.5GHz帯よりも低い周波数を同時に利用できるようになり、WiMAX+5Gでは電波の繋がりにくさが改善されました。

また、WiMAX+5には700~800MHz前後の低周波数帯(プラチナバンド)を利用できる、プラスエリアモードというオプションがあります。

プラチナバンドは波長が短く障害物の後ろに回り込む性質があるため、地下や建物内などの電波が届きにくい場所でも快適なインターネット接続が可能になりました。

このように複数の周波数帯を同時に利用すると、通信速度の向上や、安定した通信ができます。(キャリアアグリゲーション)

以上の理由から、現プランではWiMAXの繋がりにくさは改善しています。よって、WiMAXのデメリットは解消されたと言えるでしょう

以上が、WiMAXのメリット・デメリットです。WiMAXは高速なインターネット回線を安い料金で無制限に使えるメリットがありますが、取り分けデメリットがありません

それではYmobileにはどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。詳しく見ていきます。

Ymobileのメリット:Ymobileユーザーは通信費が安くなる

Ymobileのメリットは、家族割引サービスが適用される点です。家族で複数の回線を指定プランで契約すると、2回線目以降の月額料金が550円または1,188円割引されます


ポケットWiFiだけでなくスマホのプランも家族割引サービスの対象になります。よって、既にYmobileのスマホを利用している家族がいる場合、お得にポケットWiFiを契約できます。

さらに、同一名義で複数回線契約している場合でも家族割引サービスの対象となります。そのため、1人でスマホとポケットWiFiを契約すると安い料金で利用できます。

家族割引サービスは最大9回線まで利用でき、8回線分の割引を受けられます。家族でYmobileを利用している場合や、既にYmobileの回線を契約している方にはおすすめです。

Ymobileのデメリット:料金/通信速度/データ容量などが他社に劣る

Ymobileのデメリットは、Wi-Fiサービスを選ぶ際に重要になる速度や料金、データ容量が他社に劣っている点です。

Ymobileはアドバンスオプションに加入してもデータ容量は完全無制限というわけではなく、3日で10GBの制限があります。

また、アドバンスモードは5Gに対応しておらず、ソフトバンク4G回線しか利用できません。

料金も他社と比較して特別安いわけではないため、おすすめできるポイントが少ないのがデメリットです

以上がWiMAXとYmobileのメリット・デメリットです。ここまでの比較で、Ymobileはおすすめではないと思った方もいるかもしれません。

では、上記のメリット・デメリットについて、実際に利用しているユーザーはどのように感じているでしょうか。

次章では、実際にWiMAXやYmobileを利用したユーザーの口コミや評判を見ていきます。

WiMAXとYmobileの口コミ・評判を紹介

WiMAX(ワイマックス)とYmobile(ワイモバイル)の口コミ・評判

ここからは、実際にWiMAXやYmobileを利用したユーザーの口コミ・評判を確認します。

WiMAXの口コミ・評判

まずはWiMAXの口コミ・評判を紹介します。

利用者の口コミ・評判
口コミ・評判のロゴ
ADSLがもうすぐサービス終了なので、WiMAXにしてみた。アニメを高画質で見ても大丈夫。なかなか速い。これで工事不要、光より安くて、いいんじゃないでしょうか。
口コミ・評判のロゴ
BIGLOBE WiMAX速度も安定していてモバイルルーターの中ではかなり良いのでは?値段も2年間は安い、、
口コミ・評判のロゴ
WiMAXは速度速いし広エリア対応だけど使い方やエリアによっては低速&つながらないなんてこともあるわけでそれなら光契約した方が良い。あくまでWiMAXのメリットって工事不要で即日使えるのと普通にネット使う程度なら十分なスペック


WiMAXの口コミを見ると、「速いのに安い」というコメントがある一方、「エリアによっては繋がりにくい」という意見もありました。

WiMAXの回線は高速ですが、エリア外の場合は繋がりにくく、速度が遅くなる可能性があります。そのため、契約前に必ず通信エリアの確認をしましょう。

Ymobilの口コミ・評判

続いて、Ymobileの口コミ・評判を確認します。

利用者の口コミ・評判
口コミ・評判のロゴ
ワイモバイル使ってます。WiFiやおうち電話使って割引されてau使っている時より安くなりました
口コミ・評判のロゴ
家で使っているwifiの見直しができてよかったなあ~~。ソフトバンク使ってて、Y!mobileなら家族割使えた!(逆に言うと今まで使っていなかった!)のと、機種変扱いになるから解約料いらないらしい。これは完全にお得。
口コミ・評判のロゴ
ワイモバイルのポケットWifeアドバンスモードの電波状況悪いらしく、圏外になったり、電波1本立ったりしてるけど、通信できない。本体故障なのか?標準モードだとチャント通信出来る?


Ymobileを利用したユーザーからは、「家族割引サービスでお得になった」という口コミがある一方、「アドバンスモードに繋がりにくい」という意見も見受けられました。

Ymobileの家族割引サービスは最大9回線まで適用になるため、家族でYmobileを契約している方にはお得なセット割です。

アドバンスモードは実質無制限で通信できますが、対応エリアが狭いことに加え、電波が届きにくくなる特徴があります

無制限で快適にインターネット通信をしたい方は、他社のポケットWiFiを契約しましょう。

まとめ:おすすめはWiMAX

まとめ

当ページではWiMAXとYmobileの比較をしてきました。ここまで比較した結果を以下にまとめます。

まとめ
  • WiMAXは無制限、Ymobileは3日で10GBの制限がある
  • 取り扱い端末の種類はWiMAXが豊富
  • 通信速度はWiMAXが優位
  • 通信エリアはほぼ同じ
  • 料金が安いのはWiMAX

Wi-Fiルーターを選ぶ際に大切なのはデータ容量・通信端末・速度・通信エリア・料金だと解説しましたが、ほとんどの項目で、WiMAXが優れていることがご理解いただけたことと思います。

以上の結果から、Wi-Fiを契約するならYmobileよりWiMAXのほうがおすすめです

ただし、家族でYmobileを契約している方は、家族割引サービスが適用されるためYmobileのほうが合っているかもしれません。

まとめると、WiMAX・Ymobileがおすすめな人は以下のようにわかれます。

Ymobileがおすすめな人
  • YmobileでシンプルS/M/Lのプランを契約中の方
  • シンプルS/M/L以外のプランで4回線以上の契約になる方(ポケットWiFiを含む)

WiMAXがおすすめな人
  • 上記以外の方

WiMAXとYmobile(アドバンスオプション有の場合)の料金を比較すると、実質月額料金の差は1,000円以上もあります

料金を重視しており、なおかつWiMAXとの差額分を家族割で割引できる場合は、Ymobileがおすすめです。

例えば、既にシンプルS/M/Lを契約している方は、Pocket Wi-Fiプラン2(ベーシック)を申し込むと月々1,188円の割引が適用されます。

36ヶ月間の割引総額は42,768円となり、WiMAXより支払い総額が安くなります。よって、現在シンプルS/M/Lを契約している方はYmobileがおすすめ。

また、シンプルS/M/L以外の家族割対象プランは、2回線目以降の基本料金が毎月550円割引されます。シンプルS/M/L以外で4回線契約すると、3年間の割引総額は59,400円

この割引額を全てポケット型Wi-Fiに充てると考えると、WiMAXよりも実質お得に契約できます。

以上の理由から、既にYmobileで3回線契約しており、さらにポケットWiFiを契約して合計4回線以上になる方におすすめです。

ただし、4回線分の割引が全てポケットWiFiに適用されるわけではないためご注意ください。あくまでも2回線目以降の基本料金がそれぞれ割引されると理解しておきましょう。

決定打がなく迷っている方は、より快適なWi-Fi環境が整うWiMAXをおすすめします。

ここからはWiMAXを選択した方に向けて、WiMAXの選び方を解説します。WiMAXには20社以上のプロバイダ(WiMAXの代理店)があり、どこで契約すべきか迷うかもしれません。

どこのWiMAXプロバイダも、速度やエリア、データ容量は同じですが、唯一料金のみが異なります。よって、最安級のWiMAXプロバイダで契約することが重要です。

当サイトでは、全WiMAXの料金を比較した結果、安い料金で契約できるプロバイダを紹介しています。WiMAXに興味がある方は、ぜひ次に紹介する料金の比較もご覧ください。

最安級のWiMAXプロバイダで契約するのがお得

ここからは最安級でWiMAXを契約できるプロバイダを紹介します。当サイトでは、全WiMAXプロバイダ23社の料金を比較した結果、最安で契約できる上位5社を導きました

全WiMAXプロバイダの比較について詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください。全WiMAXプロバイダの比較はこちら!

それでは安い料金で契約できる上位5社のWiMAXプロバイダを紹介します。

WiMAXプロバイダ キャンペーン 実質月額料金※1 2年間の総額※2
カシモWiMAX Amazonギフト券
キャッシュバック
25,600円※3
3,792円 94,812円
GMOとくとくBB 現金
12,000円
4,664円 116,588円
BIGLOBE キャッシュバック
合計16,500円※3
(現金13,200円
+事務手数料3,300円引き)
3,731円 93,264円
BroadWiMAX Amazonギフト券
キャッシュバック
10,000円 ※3
4,701円 117,534円
UQ WiMAX キャッシュバックなし 5,044円 131,132円
※1 支払い総額から割引価格を差し引き、契約月数で割って均した「1ヶ月あたりの支払料金」のこと。
※2 端末の分割払い期間が3年間の、GMOとくとくBB・Broad WiMAX・UQ WiMAXは端末残債を含めた料金を記載しています。
※3 当サイト経由限定のキャンペーン金額です。


表をご覧の通り、カシモWiMAXがWiMAXを最安値で契約できることが分かります。

当サイト限定キャッシュバックは、Amazonギフト券25,600円分です。

WiMAX+5Gを最安値で利用できるカシモWiMAXを契約したい方は、以下のページをご確認ください。


カシモWiMAX
当サイト限定キャンペーンの
詳細はこちら!


カシモWiMAXの他にも、WiMAXプロバイダでは様々なキャンペーンを実施しています。20社以上のキャンペーンと価格の徹底比較をご覧になりたい方は、下記のページをご確認ください。


WiMAXプロバイダ最新情報!
キャンペーン比較へ


よくある質問

ここからは、WiMAXとYmobileのよくある質問をまとめました。

海外でYmobileのポケットWiFiは使える?

利用できます。ただし、701UCというポケットWiFiを選択し、「世界対応ケータイ」に加入する必要があります。

2021年5月11日までは「Pocket WiFi 海外データ定額」というプランがありましたが、現在は新規受付を終了しています。

アドバンスモードにすれば無制限でYmobileを使える?

アドバンスモードにすると、SoftBank 4G回線での通信が実質無制限になります。ただし、3日で10GB以上利用すると最高通信速度が1Mbpsに制限されます。

スマホが他のキャリアの機種でもWiMAXやYmobileのWi-Fiルーターと併用できる?

現在お使いのスマホがドコモや楽天モバイルなど他のキャリアだとしても、WiMAXやYmobileのWi-Fiルーターを使用できます。

UQWiMAXよりも他のプロバイダの方がおすすめ?

WiMAXには20社以上のプロバイダがありますが、通信速度やエリア、端末は同じです。違うのは料金のみのため、UQWiMAXよりも安いプロバイダで契約することをおすすめします。

WiMAXとYmobileにセット割はある?

WiMAXにはUQ自宅セット割とauスマートバリュー、Ymobileには家族割引サービスがあります。

Ymobileは遅い・繋がらないって本当?

Ymobileはソフトバンクの回線を使用しているため、充分な速度で通信できます。ただし、通信エリア外は繋がりにくいため、利用地域がエリア内か確認しましょう。