当記事では、WiMAXの最高速度が3.9Gbpsまで出るようになった背景から、そもそも5Gの意味・5G対応エリア・5GHzとの違いをわかりやすくまとめました。
WiMAXの速度や回線に関して全く分からない初心者の方必見の記事となっています。長年WiMAXを研究する当サイト編集部と一緒に、WiMAXの最速3.9Gbpsの意味を確認しましょう。
WiMAXの最高速度が3.9Gbpsに!ついに5G対応
2021年4月、WiMAXがついに5Gに対応したことで、最高通信速度は3.9Gbpsと、さらに高速になりました!
しかし、そもそも「5G」の意味や、「5GHzとの違い」など、なんとなく知っているけど、よくわからない方も多いと思いでしょう。そこで、まずは5Gについてご説明します。
すでにご存じの方は、こちらから下にスクロールできます。
そもそも5Gとは?
5Gとは、「第5世代移動通信システム(5th Generation)」の略称。つまり新しい通信システムのことです。
5Gは現在主流の「4G」に比べて、超高速・大容量の通信を可能にするだけでなく、多くの接続を低遅延で実現できます。
5Gの実現によってインターネットをより速く・より多く・そしてリアルタイムに使えるため、その実用化が数年前から待ち望まれていました。
5Gの実現によってインターネットをより速く・より多く・そしてリアルタイムに使えるため、その実用化が数年前から待ち望まれていました。
今回、この5Gが実現したことで、最大速度2.7Gbpsの高速通信を実現。
なお、5Gはよく「5GHz(ギガヘルツ)」と間違えられますが、ヘルツとは周波数の単位のことで、5Gとは別物です。WiMAXには他にも2.4GHzがありますが、周波数が高い電波ほど障害物に弱くて繋がりにくい反面、情報量の多い高速通信が可能になります。
WiMAXの最大速度を確認!
WiMAXの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」は5Gに対応しており、現在のWiMAXの最高速度は以下のとおり。5G対応WiMAXの最高速度
- 下り最大速度(ダウンロード)… 3.9Gbps
- 上り最大速度(アップロード)… 183Mbps
工事が必要な自宅用の固定回線の場合、最高速度はおよそ1Gbps。つまり、固定回線を越えるような速度が実現可能となりました!
ただし、1点注意しておきたいことがあります。それは、最高速度3.9Gbpsを実現している5G対応エリアが限定されるということ。以下のエリアマップをご確認ください。
5Gは一部エリアのみ対応
現在、WiMAXの5G対応エリアはまだ一部のエリアのみ。以下のエリアマップをご覧ください。このとおり、WiMAXの5Gの対応エリアはピンク色・紫色で表示されている首都圏の一部だけ。まだ大半は黄色で表示されています。
5Gの利用はまだまだ実用的ではないため、今後のエリア拡大に期待しましょう。
ちなみに、当サイトで5Gエリアと4Gエリアで分けて計測した結果が以下のとおり。
WiMAX通信端末の実測値比較表(5G)
対応プラン | WiMAX+5G | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
通信端末 | X12 | X11 | SCR01 | L13 | L12 | L11 |
平均実測値 (下り) |
116.4 | 356 | 370 | 207.2 | 285 | 225 |
平均実測値 (上り) |
6.87 | 50 | 48 | 9.37 | 36 | 83 |
※5G回線で5回測定した平均値
WiMAX通信端末の実測値比較表(4G)
対応プラン | WiMAX+5G | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
通信端末 | X12 | X11 | SCR01 | L13 | L12 | L11 |
平均実測値 (下り) |
72.24 | 64 | 118 | 71.2 | 28 | 34 |
平均実測値 (上り) |
8.81 | 11 | 32 | 15.58 | 32 | 33 |
※4G回線で5回測定した平均値
当サイトで計測した結果が上記です。5G回線だけでなく、4G回線の通信速度も速いという結果に。5G回線が利用できないエリアでも問題ないことがわかります。
WiMAXの速度が3,900Mbpsに!その仕組みとは?
WiMAXのモバイルルーターは2022年6月より通信速度が3,900Mbps(3.9Gbps)になりました。
モバイルWiFi業界における速度の改善は目覚ましいものがあり、どのモバイルWiFiも年々最高速度を更新し競い合っています。
各モバイルWiFiサービスの最高速度の比較は以下のとおり。
- Y!mobile:2.4Gbps
- ソフトバンク:2.4Gbps
- ドコモ:4.9Gbps
- WiMAX:3.9Gbps
マンション用光回線で主流の100Mbps回線と、WiMAXを始めとするモバイルWiFiを比較すると、なんと7倍以上の速度となってきました。
2016年末、WiMAXが440Mbpsとなり話題になりましたが、そのわずか半年以内で最速が590Mbpsとなり、さらに3ヶ月後には708Mbps→1,237Mbpsという風に急成長を遂げていき…今回ついに3,900Mbpsとなりました。今後も目が離せません。
そんなWiMAXの速度3,900Mbpsへの進化ですが、1つだけ注意点がございます。
それが、冒頭にもあったとおり、3,900MbpsでWiMAXを利用するには、5G回線を使う必要があるということ。
ここでは、なぜau5G回線を同時利用する必要があるのか、そしてどうやって同時利用しているのか、その高い技術について図を用いてご説明させていただきます。
高速の3,900Mbpsを実現するためにWiMAXが使用している技術は大きく分けて2つです。
- 5G回線に直接接続する「5G SA」
- Wi-Fi6対応で2.4GHz/5GHz同時利用に対応
上記の技術について1つずつ簡単にご説明させていただきます。
5G回線に直接接続する「5G SA」
まずは1つ目の5G回線に直接接続する「5G SA」について。「5G SA(スタンドアローン)」のことです。
5G SAとは?
コア設備や基地局なども含めて5G専用の技術と設備で構成した5Gサービスです。5G SAにより、5Gの高速・大容量の通信に加え、将来的にネットワークスライシング(注1)などの機能を活用した新たなサービスを利用できるようになります。
引用:5G SA | サービス・機能 | au(https://www.au.com/mobile/service/5gsa/)
接続方法の比較
- 従来:5G NSA 5G回線に繋ぐためには4G回線を経由する
- 新機能:5G SA 直接5G回線に接続できる
→ 4G回線を経由するので、5G回線に接続に時間を要す
→ 5G回線へすぐに接続できる
従来の5G対応端末は、5G回線をフル活用できる設備が備わっていませんでした。今回の5G SA対応で、より快適に「高速、低遅延、同時多接続」を実現できます。
Wi-Fi6対応で2.4GHz/5GHz同時利用に対応
Wi-Fi6とはWiFiの規格のことで、第6世代にあたります。Wi-Fi6の特徴は以下のとおり。Wi-Fi6の特徴
- 高速で通信できる
- 混雑していても繋がりやすい
- バッテリーの消費が少ない
Wi-Fi6に対応することで、高速通信はもちろんのこと消費する電力が少ないためバッテリーが長持ちします。外出時に利用するモバイルWiFiなので、より便利になりますね。
主に上記の「5G SA」「Wi-Fi6」への対応で、最高速度3,900Mbpsを実現しています。
高速のWiMAXを最大限お得に快適に使うコツとは
それでは最後に、3,900Mbpsという高いスペックのWiMAXを最大限利用する方法を徹底的に調査いたしましたので、ご紹介いたします。
現在、WiMAXを最大限利用する方法として確実に押さえたいのは以下の3点。
WiMAXを最大限活用するために
- USB3.0以上対応のType-Cケーブルを購入する
- 「5G対応エリア」で利用する
- より高速なプラチナバンドを30GB利用できる、有料のプラスエリアモードを申し込む
USB3.0以上対応のType-Cケーブルを購入する
現在WiMAXのモバイルWiFiルーターの中で高速の3,900Mbpsになるものは、X12のみ。そして、WiMAXルーター端末X12でインターネットを3.9Gbpsの回線速度をより体感できるのは、ルーター端末とノートPCなどの機器をUSB3.0以上対応のType-Cケーブルで有線接続したときになります。
WiMAXのモバイルルーターを契約してもこのUSBケーブルは別売のため、別途購入が必要なのでご注意ください。ただ、上記のケーブルをお持ちでなくても、最大速度は3,900Mbpsですが、より高速通信を求めている方は利用しましょう。
「5G対応エリア」で利用する
最高速度3,900Mbpsを体感する為には、5G回線に対応しているエリアで利用する必要があります。利用する地域によっては5G回線に対応していませんので、以下の地図から確認しましょう。より高速なプラチナバンドを30GB利用できる有料のプラスエリアモードを申し込む
プラスエリアモードに申し込むと、電波がつながりやすいプラチナバンドを利用できます。プラチナバンドは、障害物などを周り込むことができる電波なので、地下鉄やビルが多い場所でも比較的つながりやすいです。ただ、プラスエリアモードにを利用するために、月額料金とは別にオプションとして月々1,100円(税込)の追加料金がかかります。またプラチナバンドは15GB/月までしか使えないことがデメリット。
有料なので、より快適にWiMAXを利用したいと考えている方は申し込みましょう。
まとめ
以上が、WiMAXの3,900Mbpsに関するご紹介です。WiMAXを最大限ご活用いただく方法から、ルーターのご紹介までさせていただきました。
最後に、WiMAXの契約をお考えの方へご案内がございます。
実は、どこのプロバイダでWiMAXを契約しても、X12のルーターを利用することができます。
となると、WiMAXの契約で最も重要なことは、「キャンペーンを含む実質料金」、つまり「お支払い総額」!いかにお支払い総額を抑えて、お得にWiMAXを利用するかがポイントなのです。
そこで、ここからは支払い総額が安い順に、最もお得なWiMAXプロバイダを3つ紹介していきます。
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