5Gとは、第5世代移動通信システム「5th Generation」の略称。
2019年4月にアメリカと韓国でサービスが開始され、2020年3月末より日本でもドコモ・au・ソフトバンクが5G商用サービスを開始しました。
4Gと比べ、5Gはさらに高速の通信が可能で、大容量のデータも快適にダウンロードできます。
そんな次世代の通信規格5Gに対応したポケット型WiFiは、ドコモに続いてauからも発売されています。
今まさに5Gのポケット型WiFiが気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで、当ページでは、ドコモの5Gポケット型WiFiについて、基本情報からメリット・デメリットまで全てをご紹介。
ドコモの従来のポケット型WiFiや、他社ポケット型WiFiとの比較をふまえ、どんな人におすすめなのかを分かりやすく解説していきます!
ドコモの5Gポケット型WiFiの契約を検討している方、他社や旧端末との違いが気になっている方は、ぜひご一読ください。
さっそく、基本情報から確認していきましょう!
【目次】
ドコモの5Gポケット型WiFi・モバイルWiFi基本情報!
はじめに、ドコモの5Gポケット型WiFi・モバイルWiFiのスペックや料金プランを簡単にご紹介します。現在、ドコモで提供中の5Gポケット型WiFiは以下の3種類。
ドコモの5Gポケット型WiFi
- Wi-Fi STATION SH-54C
(2023年1月16日発売) - Wi-Fi STATION SH-52B
(2021年9月10日発売) - Wi-Fi STATION SH-52A
(2020年6月1日発売)
ついに4Gbps超え!スペックを確認
NTTドコモの5Gポケット型WiFi
端末名 | Wi-Fi STATION SH-54C |
Wi-Fi STATION SH-52B |
Wi-Fi STATION SH-52A |
---|---|---|---|
通信端末 | |||
5G最大 通信速度 (下り/上り) |
4.9Gbps /1.1Gbps |
4.2Gbps /218Mbps |
4.2Gbps /480Mbps |
4G最大 通信速度 (下り/上り) |
1.7Gbps/131.3Mbps | ||
端末料金 (税込) |
96,800円 | 35,604円 | 68,904円 |
後ほど詳しく説明しますが、ドコモの5Gポケット型WiFiの最大の特徴は通信速度の速さ。
下り(ダウンロード)最大速度4.9Gbpsは、従来の4Gポケット型WiFiの最大速度をはるかに上回り、ドコモのポケット型WiFiルーター史上最速です。
ただし、当サイトでは、従来の端末であるSH-52Bをおすすめしています。SH-52Bがおすすめな理由は以下の3つ。
SH-52Bがおすすめな理由
- SH-54C・SH-52Aより端末価格が安い
- 連続通信時間が長い
- 重量が軽い
SH-52Bは、最新端末SH-54Cと比較しても通信速度が劣っておらず、端末料金も6万円以上安くなっています。
また、LTE回線利用時の連続接続時間は3端末の中でSH-52Bが最長。質量も3端末の中で最も軽いため、持ち運びやすさにも長けています。
以上の理由から、ドコモの5Gポケット型WiFiの中では、SH-52Bがおすすめ。
続いて、ドコモの5Gポケット型WiFiの料金プランを確認します。
docomoの5Gポケット型WiFiの
料金プラン
プラン名 | eximo | 5Gギガホ プレミア (新規受付終了) |
5Gギガライト (新規受付終了) |
---|---|---|---|
月額料金 (税込) |
0~1GB: 1~3GB: 3GB~: |
0~3GB: 3GB~: |
~1GB: 3,465円 ~3GB: 4,565円 ~5GB: 5,665円 ~7GB: 6,765円 |
契約期間 | なし | ||
解約 違約金 |
なし | ||
通信容量 | 無制限 | 7GB |
現在、ドコモで契約できる料金プランは「eximo」。
これまで「5Gギガホプレミア」と「5Gギガライト」という料金プランを提供していましたが、2023年7月1日よりeximoが登場し、それに伴い従来のプランは新規受付終了しました。
ただし、5Gギガホプレミアと5Gギガライトを現在契約中の方は、そのまま料金プランを継続して利用できます。
また、すでにドコモのスマホやポケット型WiFiルーターをお持ちで、2台目として持つ方向けに「5Gデータプラス」というプランもあります。
こちらは月額料金1,100円(税込)で、1台目に契約しているプランのデータ量をシェアして使うことが可能。
ただし、1台目を「5Gギガホプレミア」プランで契約している場合、2台目以降で使えるデータ容量は無制限ではなく、30GBの上限があるので注意が必要です。
そのほか、「dカードお支払割」「ドコモ光セット割」などの割引もあり、月額料金を抑えられます。
以上、ドコモの5Gポケット型WiFiの基本情報についてお伝えしました。
次章では、ドコモの5Gポケット型で最もおすすめのSH-52Bのメリット・デメリットを解説します!
メリットとデメリットを紹介!利用可能エリアは?
気になるメリットは通信速度・容量無制限・通信の安定性の3つ!
まずはメリットからご紹介。ドコモの5Gポケット型WiFiのメリットは全部で3つあります。ドコモの5Gポケット型のメリット
- 4GLTEのポケット型WiFiより圧倒的に通信速度が速い
- 通信データ容量が「完全無制限」で使い放題
- 有線LANポートで安定した通信が可能
1つずつ確認していきましょう。
4GLTEのポケット型WiFiより
圧倒的に通信速度が速い
一つ目は、5G回線を利用した圧倒的な通信速度。前の章でも触れましたが、従来のドコモの4G LTEポケット型WiFiでの下り(ダウンロード)最大速度は1Gbpsほどでした。
これでも充分速い速度ですが、「SH-52B」では最大速度4.2Gbpsと、固定回線を大幅に超えた速度になっています。
しかも、この速度は下りだけではありません。
上り(アップロード)最大速度においても218Mbpsと、4GLTEポケット型WiFiの最大速度(100Mbps前後ほど)を大きく上回っています。
この5Gポケット型WiFiでは高画質な動画をスムーズにストリーミングできるほか、大量の写真やデータをサクサクとゲーム機やパソコンへ送信できるんです。
通信データ容量が「完全無制限」で使い放題
2つ目は、通信容量が無制限で使い放題であること。5G ギガホプレミアプランやeximoには、月間や1日単位での通信容量に制限がありません。ちなみに、エリアによって使用量を制限されることもなく、テザリングも含めて使い放題です。
ただし、「無限に使えるわけではない」点には注意しましょう。超大容量の通信や回線混雑時は制限がかかることがドコモより発表されています。
動画視聴やスマートフォンゲームなど、通常の利用範囲であればほぼ無制限で利用できると考えてよいでしょう。
有線LANポートで安定した通信が可能
3つ目は、ドコモのクレードル(別売り)を利用することで、有線LANポートから接続できること。前機種の「SH-52A」は、有線LANポートが内蔵されていたため、クレードルには対応していませんでした。
無線接続は障害物等の影響で接続状態が不安定になることもありますが、「SH-52B」は有線接続も可能です。
通信が安定しやすい有線接続にすることで、オンラインゲームやビデオ会議を、より快適に行うことができるでしょう。
以上の3点がドコモの5Gポケット型WiFiのメリットです。続いて、デメリットについてもお伝えしていきます。
デメリット・懸念点は対応エリア・端末料金・通信時間の3つ!
ドコモの5Gポケット型のデメリットは以下の3つです。ドコモの5Gポケット型のデメリット
- 5G対応エリアが限られている
- 端末料金が高額
- 連続通信時間が短い
順番にご紹介していきます。
5G対応エリアが限られている
1つ目のデメリットは、ドコモの5G回線対応エリアが限定されていること。5Gに対応している施設やスポットについては、ドコモの公式サイトで公開されています。引用:ドコモ公式サイト
試しに東京都内の対象施設・スポット一覧を見てみると、5G対応エリアの多くをドコモショップが占めています。
そのほか、JR東京駅・渋谷駅などの主要な駅や、成田空港などもエリア対象となっていますが、都内でも使用できる範囲はまだ限られているようです。
2020年と比較すると対応エリアは増えてきましたが、全国的には実用的といえるレベルまで5G対応エリアが拡大するには、時間がかかるかもしれません。
端末料金が高額
2つ目のデメリットは、端末料金が高額であること。ドコモの5Gポケット型WiFi「SH-52B」の端末本体価格は、35,640円(税込)。最先端の5G回線対応であるため、やむを得ないかもしれませんが、他社のポケット型WiFiよりも比較的高額だと言えます。
また、端末料金が無料のポケット型WiFiサービスも数多くありますが、ドコモは端末料金の割引キャンペーンは実施していません。
そのため、「SH-52B」を利用する場合、月額料金にプラスして35,640円の端末料金を全額支払うことになります。
端末料金の支払回数は12回・24回・36回から選択可能。例えば、36回払いを選択した場合、毎月の分割金額は990円(税込)になります。
5Gの料金プランeximoを契約した場合は、7,315円に990円を上乗せした料金が毎月の実際の支払金額となります。
連続通信時間が短い
3つ目のデメリットは、連続通信時間がとても短いこと。ドコモの従来の4Gポケット型WiFiは連続通信時間が最大約15時間でしたが、「SH-52B」の5G回線使用時には約7時間20分と、半分ほどの時間しか使用できません。
そのため、ポケット型WiFiと一緒に、モバイルバッテリーも持ち歩くことをおすすめします。
ここまで、ドコモの5Gポケット型WiFiのメリット・デメリットをご紹介いたしました。続いて、ドコモの5Gポケット型WiFiと、他のポケット型WiFiの違いについて見ていきましょう。
他社と料金・速度・容量を徹底比較!
ここからは、ドコモの5Gポケット型WiFiと、他社の5Gポケット型WiFiを比較します。
現在、ドコモでは3種類の5Gポケット型WiFiを提供していますが、ここでは当サイトでおすすめしているSH-52Bで比較をします。
5Gポケット型WiFiの性能比較表
キャリア | docomo | WiMAX | ソフト バンク |
Ymobile |
---|---|---|---|---|
通信 端末 |
Wi-Fi STATION SH-52B |
Speed Wi-Fi 5G X12 |
Pocket WiFi 5G A101ZT |
Pocket WiFi 5G A102ZT |
下り 最大 通信 速度 |
4.2Gbps | 3.9Gbps | 3.0Gbps | 2.4Gbps |
通信 容量 |
無制限 | 無制限 | 50GB/月 | 10GB/3日 |
端末 価格 |
35,640円 | 27,720円 | 28,800円 | 28,800円 |
月額 料金 (税込) |
7,315円 | 4,818円※ | 5,280円 | 4,818円 |
表をご覧の通り、通信速度はドコモが最速。ただし、端末料金と月額料金は上記の5Gポケット型WiFiの中で最も高額です。
以上の理由から、料金が高額になっても、高速な5G回線を無制限使いたい方はドコモがおすすめです。
一方、ソフトバンクやYmobileは月額料金が安いですが、データ容量に制限があるのがデメリット。データ通信量を気にせずWiFiを使いたい方は、データ容量無制限のポケット型WiFiを契約しましょう。
最後に、WiMAXは下り最大通信速度が3.9Gbpsと高速ですが、月額料金は上記表の中で最安。そのため、お得に高性能な端末を利用したい方は、WiMAXがおすすめです。
以上がドコモの5Gポケット型WiFi「SH-52B」と他社のポケット型WiFi の比較です。最後に、これまでの内容を踏まえ、ドコモの5Gポケット型WiFiがおすすめな人を紹介します。
ドコモの5Gポケット型WiFiはどんな人におすすめ?
ドコモの5Gポケット型WiFi「SH-52B」について、メリット・デメリットや、他社との違いをご紹介してきました。
この章ではまとめとして、ドコモの5Gポケット型WiFiはどのような人におすすめなのかお伝えします。
ドコモの5Gポケット型WiFiは
こんな人におすすめ!
- 5Gのポケット型WiFiを利用したい
- 料金が高くても、「完全無制限」でポケット型WiFiを利用したい
圧倒的な速度を誇る5G回線に対応し、ポケット型WiFiを完全無制限で利用できるのは魅力的です。5Gの高性能ポケット型WiFiを契約したい方は、ドコモの「SH-52B」がおすすめです。
ただ、5Gに対応したエリアは全国的には限られており、端末料金も高額です。
なるべく安く5G対応のポケット型WiFiを利用したい方は、他社のポケット型WiFiも検討することおすすめします。
以下のページでは、人気のポケット型WiFi20社を比較し、おすすめランキングを紹介しています。最もおすすめのポケット型WiFiを知りたい方は、ぜひご覧ください。
docomoのルーターならhome5Gがおすすめ
「ドコモのWiFiルーターがいい!」という方におすすめなのは、コンセントに差すだけで簡単に利用できるドコモの大人気ホームルーター「home 5G」。ドコモのホームルーター(home5G)が人気の理由は以下の3つです。
home5Gのおすすめポイント
- ルーターの端末代が無料
- ドコモ5Gに対応!4.2Gbpsの高速通信
- ドコモの5Gポケット型WiFiと同じく、無制限で利用可能
以下の動画でhome5Gをレビューしているので、詳しく知りたい方は確認してみてください!
ドコモのポケット型WiFi同様、ホームルーター「home5G」なら、幅広いエリアでドコモ回線の高速通信が無制限で利用できます。
home5Gのお得なキャンペーン情報は、下記のページで解説しています。
ドコモの「home5G」について詳しく知りたい方、お得に契約したい方はぜひご確認ください。
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こちら
Q&A
最後にここまでの内容をQ&A形式で振り返ります。ドコモの5Gポケット型WiFiについてまとめた内容ですので、ぜひご確認ください。
ドコモの5Gポケット型WiFiの特徴は?
ドコモの5Gポケット型WiFiの特徴は、最大4.9Gbpsの超高速通信が可能で、データ容量無制限で利用できる点です。ドコモの5Gポケット型WiFiの通信エリアは?
現在、主要都市を中心に、ドコモの5Gポケット型WiFiの通信エリアが限られています。ドコモの5Gポケット型WiFiの料金は?
ドコモの5Gポケット型WiFiの料金は、本体価格が約3万円の分割払い、月額料金が7,205円のため、毎月の実際の支払料金は約8,000円になります。ドコモのポケット型WiFiのメリットは?
ドコモのポケット型WiFiのメリットは以下の3つです。メリット
- 4GLTEのポケット型WiFiより圧倒的に通信速度が速い
- 通信容量が「完全無制限」
- クレードルから有線LANポートで安定した通信が可能
ドコモのポケット型WiFiのデメリットは?
ドコモのポケット型WiFiのデメリットは以下の3つです。デメリット
- 5G対応エリアが限られている
- 端末料金が高額
- 連続通信時間が短い
SH-52B・SH52Aはレンタルできる?
ドコモの5G対応ポケット型WiFi「SH-52B」は7,700円~、「SH-52A」は11,000円~RENT STARにてレンタルできます。※ポケットWiFi(ポケットワイファイ)はソフトバンクの登録商標です。当サイトではソフトバンクのポケットWiFiを含むモバイルWi-Fiルーターの総称は「ポケット型WiFi・モバイルWiFi」として記載しています。