ポケット型WiFi・モバイルWiFiとは?メリットとデメリット徹底解説!

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現在、スマホやパソコンなどの通信端末をインターネットに接続するには様々な方法があります。その1つが「ポケット型WiFi」。
「ポケット型WiFi・モバイルWiFiは他と何が違うのだろう?」
あなたもそんな疑問をお持ちではないでしょうか?
実はポケット型WiFiとは、屋内外で気軽にインターネットを楽しめる優れものなのです!
今回は、長年ポケット型WiFiの調査を続け、20,000人以上の契約をサポートしてきた当サイトが、ポケット型WiFiの特徴やメリット・デメリットを解説します。
この記事を読めば、ポケット型WiFiがあなたにとっておすすめかどうか分かります。さっそくポケット型WiFiとはどのようなサービスなのか見ていきましょう!
ポケット型WiFi・モバイルWiFiとは?どんなサービスか徹底解説!

ポケット型WiFi・モバイルWiFiとは一体どのようなサービスなのでしょうか。
そもそも「ポケットWiFi」とは、正確にはY!Mobile(ソフトバンクグループ)の商品名「Pocket WiFi」を指します。
Pocket WiFiとは、小型で持ち運び可能なWiFi通信端末で、正式には「モバイルWiFiルーター」とも呼ばれています。
「ポケットWiFi」が広く普及し、当サイトではモバイルWi-Fiルーター全般を指す語としておりましたが、ソフトバンク株式会社より指摘を受け、2022年4月より表記を変更しております。
ソフトバンク社のポケットWiFiのみポケットWiFi、その他のモバイルWi-Fiルーターをポケット型WiFi・モバイルWiFiとして記載しています。
ソフトバンク社のポケットWiFiのみポケットWiFi、その他のモバイルWi-Fiルーターをポケット型WiFi・モバイルWiFiとして記載しています。
2009年に国内初のモバイルWiFiルーターとしてPocket WiFi(D25HW)が発表され、docomo(ドコモ)・WiMAX(ワイマックス)・SoftBank(ソフトバンク)など、各企業が提供するモバイルWiFiルーターも「ポケット型WiFi」と呼ばれるようになりました。
当記事でも、小型通信端末を使ったモバイルWiFiサービスを総称してポケット型WiFiと呼んでいます。
ポケット型WiFiとはどのようなサービスかわかったところで、次にポケット型WiFiのメリットを一緒に見ていきましょう!
ポケット型WiFiのメリットとは?

ポケット型WiFiのメリットは大きく分けて3つあります。
それぞれのメリットの詳細を解説していきます!
屋内外で快適にネットが使える
ポケット型WiFiは持ち運びが可能なので、電波が届く通信エリア内であれば、どこでも快適にネット接続が可能。
スマホのテザリングでも同じことができるのでは?と考えた方もいるかと思いますが、実は通信速度に大きな違いがあります。
通信速度(下り) | |
---|---|
スマホのテザリング(4G・LTE回線) | 150Mbps |
ポケット型WiFi (WiMAXの場合) |
2.7Gbps |
ポケット型WiFiの最大通信速度はなんとLTEの18倍!
外出先でパソコンやタブレットを使って動画視聴やオンラインゲーム、ビデオ会議をするのであれば、テザリングよりもポケット型WiFiが断然おすすめです。
テザリングの他に、外出先でインターネットを利用する方法として「WiFiスポット」もあります。
駅などの公共施設で無料のWiFiスポットが増えていますが、通信速度が遅く、接続の手間かかります。さらに、セキュリティ面のリスクが高いなど、安全かつ快適に利用するには多くの課題があります。
一方、ポケット型WiFiはあなた専用の回線を利用できるので、こういった課題に悩まされることはありません。外出先でも安全な方法で自由にインターネットが利用できます。
ポケット型WiFiによっては、海外でもすぐに利用できるメリットもあるんです。海外旅行中に、滞在先でインターネットを自由に利用できるレンタル式のポケット型WiFiサービスも登場しています。
すぐに利用できて設定が簡単
ポケット型WiFi2つ目のメリットとして、すぐに利用できて設定が簡単な点が挙げられます。他のインターネット接続手段と比べると、どのような点が簡単なのでしょうか?
比較対象として、約3,000万件の契約数があり、代表的な固定回線である「光回線」を選びました。
ここでは、ポケット型WiFiと光回線の設置や設定方法を紹介していきます!
ポケット型WiFi | 光回線 | |
---|---|---|
回線工事 | 必要なし | 必要 |
初期費用 | 3,300円から (契約事務手数料、端末料金) | 1〜3万円から (契約事務手数料、端末料金、回線工事費用) |
利用開始までの日数 | 最短2〜3日 | 1ヶ月〜 |
光回線は、電柱から自宅に光ファイバーケーブルを引き込む回線工事が必要です。お住まいの地域やアパートによっては工事ができないケースも。
工事費は2〜3万円が一般的で、工事には立ち会いが必須です。
休日は予約が埋まっていることが多いため、予約は最短でも1ヶ月先になってしまうことが多々あります。引っ越しシーズンは予約が2〜3ヶ月先になってしまうことも。
一方、ポケット型WiFiは端末が届き次第、SIMカードを差し込むだけですぐに利用できます。工事の必要がないポケット型WiFiは、基本的には契約事務手数料と端末料金で済みます。
さらに光回線はONUと呼ばれる電気信号と光を変換する機械の購入が必要ですが、ポケット型WiFiは端末を無料でレンタル・購入できるキャンペーンを実施しています。
利用開始までの手間と費用を比較すると、ポケット型WiFiのほうが光回線と比べて圧倒的に有利です。
月額料金が安い
ポケット型WiFiは光回線に比べて月額料金が安いメリットもあります。光回線の月額料金は最低でも3,000円台からですが、ポケット型WiFiは1,000円台から。
さらに、ポケット型WiFiを携帯と併用することでスマホの料金まで安く抑えられるんです!
一例として、auスマホプラン「使い放題MAX 5G/4G」のみ利用した場合と、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」とポケット型WiFiの「GMOとくとくBB WiMAX」を併用した際の金額を比較しました。
スマホのみ利用した場合と
ポケット型WiFiを併用した際の比較
スマホプランのみ | au 使い放題MAX 5G/4G | 合計 | |
---|---|---|---|
7,238円 | 7,238円 | ||
スマホ& ポケット型WiFi | Rakuten UN-LIMIT VII | WiMAX※ | 合計 |
1,078円 | 3,784円 | 4,862円 |
auのデータ無制限プランを利用した場合、月額料金は7,238円。 対して、楽天モバイルは、通話アプリ「Rakuten Link」を利用すれば通話が無料なうえ、データ使用量が3GB未満だと月額料金は1,078円です。
GMOとくとくBB WiMAXのデータ通信料は3,784円なので、スマホとポケット型WiFiを併用したほうがなんと4,434も値段が安くなります。
つまり、ポケット型WiFiを使えば、家のインターネットだけでなくスマホもお得に利用できるんです!
楽天モバイルのように低容量であればほとんど月額料金がかからないポケット型WiFiもあれば、WiMAXのように高速通信が可能なポケット型WiFiもあります。
おすすめのポケット型WiFiについて、詳しく知りたい方は当サイトのポケット型WiFi比較記事をご覧ください!
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[デメリット]ポケット型WiFi利用時の注意点は?

ポケット型WiFiを利用する際のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
ポケット型WiFiには以下3つの注意点があります。
一体どういった内容なのか、詳しく紹介していきます!
契約期間に縛りがある
最初の注意点は、契約期間の縛りが挙げられます。
契約期間の縛りとはdocomo、SoftBank、auといった大手携帯キャリア同様、契約日から2年後または3年後でなければ解約時に、違約金がかかってしまう制度のこと。
ポケット型WiFiはキャッシュバックなどの割引キャンペーンが特徴ですが、契約途中で解約した場合は、高い違約金が発生するので注意しましょう。
なかには、契約期間の縛りが1年のプロバイダや、そもそも契約期間がないポケット型WiFiもあるので、事前によく調べておくことをおすすめします。
複数人での利用が難しい
ポケット型WiFiの2つ目のデメリットは、複数人の同時利用が難しい点。
モバイルWiFiルーターは、端末によって1秒間で送信できるデータ量が決められており、接続台数が多くなるほど、1台あたりの通信速度は遅くなります。
複数人で1台のルーターを使う場合は、ポケット型WiFiを外に持ち運べなくなります。(持ち運ぶことで、他の人は自宅で使えないため)
そのため、端末を複数人で共有する家族や、多くの機器を同時に使用する人は、固定式のホームルーターか光回線がおすすめかもしれません。
ホームルーターはポケット型WiFi同様、工事不要でインターネットを利用でき、ポケット型WiFiよりも電波が強力で、広い範囲に届く利点があります。
ルーターの持ち運びが必要ないのであればホームルーターはオススメの商品です!
通信速度制限がある
最後のデメリットですが、ポケット型WiFiには通信速度制限があります。通信速度制限とは一定のデータ利用量を超過することで、通信速度が遅くなること。
最近では毎月利用できるデータ容量がも増え、以前より自由にポケット型WiFiで動画視聴を楽しめるようになってきました。
ただし、通信容量に一切制限のないポケット型WiFiは限られています。動画視聴やビデオ通話を快適に利用したいのであれば、光回線かWiMAXなど通信制限のないポケット型WiFiがおすすめです。
当サイトでは通信容量無制限のポケット型WiFiを別ページで特集しています。 速度制限に悩まされたくない方は、必見です。
まとめ:どこでも気軽にインターネットを利用できる!

ここまで、ポケット型WiFiの基本情報からメリット・デメリットをご紹介しました。
メリットやデメリットをまとめると、ポケット型WiFi以下の方におすすめです。
【ポケット型WiFiがおすすめな人】
- 場所を問わずインターネットを利用する人
- 契約後、端末が到着次第すぐに利用したい人
- スマホの利用料金も安くしたい人
- 単身でインターネット環境を求めている人
この記事を読んでポケット型WiFiの理解が深まり、早速使ってみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ポケット型WiFiのサービスは多種多様です。
無制限で安く利用したいなら「GMOとくとくBB WiMAX」、利用したデータ容量に応じて料金を支払いたいなら「Rakuten WiFi Pocket 2C」など、あなたのニーズによっておすすめは変わってきます。
当サイトでは各社のポケット型WiFiを徹底比較し、あなたのニーズごとにおすすめのポケット型WiFiを紹介しています。
ポケット型WiFiの購入を検討している方はぜひチェックしてみてください!
「Pocket WiFi(ポケットワイファイ)」はソフトバンク株式会社の登録商標ですが、近年は持ち運び可能なWiFiルーターを総称して「ポケットWiFi」と呼ばれることが一般化してきました。 当サイトでもこれまで一般化している「ポケットWiFi」という言葉を使って記事を作成していましたが、ソフトバンク株式会社より指摘を受けたため、ポケットWiFiを「ポケット型WiFi・モバイルWiFi」として記載しています。