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当ページをご覧頂いている方の中には、「
WiMAX(ワイマックス)の契約を考えているけど速度制限のルールがわからないので不安…」という方も多いのではないでしょうか。
確かに、せっかくWiMAXを契約したにも関わらず、すぐに速度制限にかかってしまうのならポケットWiFiを持つ意味がありません。
しかし、そのような不安をお持ちの方もご安心下さい。
述べ1万6千人を超える方々のWiMAX契約をサポートしてきた当サイトが、WiMAXの速度制限について徹底解説します。
WiMAXの速度制限に関して、当ページで解説する内容は主に以下の4点。
- WiMAXの速度制限の種類
- 速度制限が解除・緩和されるタイミング
- 他社ポケットWiFiと比較したWiMAXの制限
- 通信制限の回避方法
WiMAXを契約してから「
こんなはずじゃなかった…」ということがないよう、1つ1つしっかり確認していきましょう!
速度制限の種類は?WiMAXの契約プランごとに解説
初めにWiMAXの速度制限・通信制限の概要について紹介します。
プロバイダによって名称の違いはありますが、WiMAXの契約プランは
ギガ放題プランと月間7GBまでの通常プランの2つ。それぞれの契約プランによって、WiMAXの速度制限の条件や内容は異なります。
とはいえ、速度制限のルールが複雑というわけではありません。WiMAXの速度制限は、主に以下の3種類です。まずは、それぞれの制限について確認していきましょう。
- ギガ放題プランで3日間10GBの速度制限
- WiMAX通常プランで月間7GBの速度制限
- ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE回線)で月間7GBの制限
WiMAXプロバイダごとで速度制限のルールに違いはありません。つまり、本家UQWiMAX、BroadWiMAX(ブロードワイマックス)、GMOとくとくBB、BIGLOBE(ビッグローブ)、nifty(ニフティ)どのプロバイダでWiMAXを契約しても速度制限になりやすい、通信制限にかかりにくいなどの違いは一切ないということは前提として覚えておきましょう。
ギガ放題プランで3日間10GBの速度制限
まず、WiMAXで人気のギガ放題プランでの速度制限の条件です。ギガ放題プランは、名前の通り使い放題プラン。
月間のデータ容量は無制限です。
ただし、
完全に無制限というわけではありません。月間のデータ容量制限がない代わりに、
3日10GBという短期的な通信制限があります。
しかし、ギガ放題プランは、
速度制限にかかっても制限が緩いというのが特徴。低速時の速度は1Mbps(通常時は最大1237Mbps)とYoutubeなどの動画サービスであっても通常画質なら視聴可能な速度です。また、速度制限の期間も翌日18時から翌々日の2時までの約8時間と短く設定されています。
そのため、WiMAXのギガ放題プランは、完全無制限ではないものの
実質無制限と呼ばれ、契約者の9割以上が選ぶプランとなっています。
【コラム】
実質無制限とはいえ、
なぜギガ放題プランに制限があるのか
実質無制限のギガ放題プランですが、中には「
使い放題と言っているのになんで制限があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、ギガ放題プランには通信制限が必要な理由があるんです!その理由とは、
WiMAX契約者の通信の公平性を保つため。
というのも、一部のヘビーユーザーがデータ容量を使いすぎた場合、WiMAX2+回線の帯域が占有されてしまい、その他の一般ユーザーの通信速度までもが遅い状態となってしまいます。
同じWiMAX利用料金を支払っているにも関わらず、ヘビーユーザーだけ高速通信でインターネットができ、一般ユーザーの通信速度が遅いのでは不平等ですよね。
そんなWiMAX契約者の方の不公平感を無くすべく、月間データ容量が無制限のギガ放題プランにも3日10GBの制限が設けられています。
WiMAX通常プランで7GBの制限
次に、WiMAXの通常プランの速度制限です。
通常プランの場合、
月間データ容量は7GBまで。1ヶ月に7GB以上の通信料を使うと速度制限となってしまいます。
ギガ放題プランと違う点は、
月が変わるまでは速度制限となってしまうということ。
また、
最大1237Mbpsある通信速度も、128Kbps(0.123Mbps)まで制限されてしまいます。この、128Kbpsという通信速度はスマホやWiMAX以外のポケットWiFiで低速化となった際の速度と同程度。動画はもちろんのこと、インターネット検索すらストレスを感じる程の速度となります。
そのため、通常プランを契約する場合は7GB以上使わないよう、こまめにデータ容量を確認するようにしましょう。
ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)は月間7GBまで
ギガ放題プラン・通常プランで共通している制限が、au4GLTE回線を利用できるハイスピードプラスエリアモードを利用している場合の速度制限です。
ハイスピードプラスエリアモードは、通常のWiMAX2+回線と比較し通信速度は高速、通信エリアも広範囲となるオプションの通信モード。
しかし、便利な通信モードとはいえ、ハイスピードプラスエリアモードの使い過ぎは禁物です。ハイスピードプラスエリアモードに設定を変更している場合、
プランに関係なく通信量を7GB以上使うと速度制限となってしまいます。
制限内容は、
通常プランと同じく月末まで最大速度128Kbpsというもの。もちろん、月間データ容量に制限のないギガ放題プランも同様の制限対象となります。
ハイスピードプラスエリアモードはau4GLTE回線を利用できるメリットの多いオプションですが、うっかり使いすぎてしまうとギガ放題プランであっても通常プランと同様の速度制限となってしまいます。
そのため、ハイスピードプラスエリアモードの利用中は
データ容量をこまめに確認する、また
利用後はすぐに通常のモードへ戻し、速度制限・通信制限にかからないようにしましょう。
以上が、WiMAXの3種類の速度制限についての解説です。まとめとして、ここまでお話したWiMAXの速度制限を一覧表にしました。それぞれ、前もって確認しておき、速度制限とは無縁のWiMAX生活を送りましょう!
WiMAXの速度制限まとめ |
契約プラン |
データ容量 |
速度制限時 の速度 |
制限期間 |
ギガ放題 プラン |
3日10GB |
1Mbps |
約8時間 (翌日18時〜 午前2時まで) |
通常プラン |
月間7GB |
128Kbps |
月末まで |
ハイスピード プラスエリア |
月間7GB |
128Kbps |
月末まで |
3日10GB、1ヶ月7GBはどんなインターネット通信が可能か
ここまで、WiMAXの3種類の速度制限について内容・期間などをお伝えしました。しかし、7GBや10GBと言われても実際にどれだけのインターネット通信ができるのか、イメージが湧かないという方もいらっしゃるはず。
そこで、ここからはWiMAXの速度制限の目安となる7GB、10GBで具体的に何ができるのかを解説していきます。データ容量の目安を参考に、WiMAXの使い方の参考にしてみてください。
まずは、ギガ放題プランで速度制限となる10GBの目安から見ていきましょう。
10GBと7GBどちらの表も、1つのインターネット通信のみを行い続けた場合の目安です。
ギガ放題プランの制限目安10GBは何ができる?
データ容量10GBの目安 |
Youtube(標準画質) |
約47時間 |
メール |
約62,700通 |
WEBサイト閲覧 |
約104,700ページ |
音楽のダウンロード |
約2500曲 |
10GBのデータ容量の目安は上記の通りです。10GBというデータ容量は、メールやWEBサイトの閲覧では使い切るほうが難しい通信量。
データ容量を多く使うYoutubeなどの動画であっても、通常画質で約47時間も視聴が可能。
1日15時間Youtubeを見続けたとしても、速度制限にならない程のデータ容量です。
そのため、
普段からスマホやパソコンで動画を頻繁に視聴するという方は、WiMAXのギガ放題プランがおすすめです。
データ容量7GBの目安
データ容量7GBの目安 |
Youtube(標準画質) |
約31時間30分 |
メール |
約44,890万通 |
WEBサイト閲覧 |
約73,290ページ |
音楽のダウンロード |
約1,750曲 |
通常プラン、ハイスピードプラスエリアモードで速度制限となる7GBのデータ容量はいかがでしょうか。
メールやWEBサイト閲覧のみであれば、7GBを超えることはないでしょう。しかし、3日10GB制限のギガ放題プランと違い、通常プラン・ハイスピードプラスエリアモードの7GBは1ヶ月間のデータ容量であることを考えると、
動画を視聴するという方には物足りないデータ容量です。
そのため、
WiMAXの通常プランは、インターネットの利用はメールやサイト閲覧のみという方におすすめとなっています。
10GB、7GBのデータ容量の目安についてご理解頂けたでしょうか。実際に、WiMAXの契約をする際は、こちらで紹介したデータ容量の目安を参考にしてみてください。
通信制限はいつまで?解除・緩和の時期と時間を確認!
ここまでは、WiMAXの速度制限の種類からデータ容量の目安を確認しました。とはいえ、WiMAXを利用していれば、どんなに気をつけていても速度制限を受けてしまうこともあるでしょう。
その場合、WiMAXはスマホのように
データを追加購入するということはできないという点には注意が必要。とにかく
速度制限が解除されるまで待つしか対応方法はないのです。
それでは、WiMAXの速度制限が解除されるのはどのタイミングなのか。速度制限が解除されるタイミングを、以下の2つに分けてそれぞれ紹介します。
- 3日10GBの速度制限の解除時期
- 月間7GBの速度制限の解除時期
ギガ放題プランで3日10GBの速度制限が解除される時期
前述した通り、WiMAXの3日10GB以上使った場合の速度制限は、インターネット通信が込み合う時間帯の18時〜午前2時までの約8時間です。
ただし、10GB以上のデータ容量を使ったからと言ってすぐに速度制限にかかるわけではなく、
3日10GBを超えた翌日18時から規制がかかり、翌々日の午前2時に制限が解除されます。
また、
3日間の通信料の合計が10GBを下回らない限り、速度制限が続くという点は注意が必要です。
こちらで解説した速度制限の開始時間と解除タイミングが詳しく説明されているUQWiMAX公式サイトの図も是非ご参考にしてみて下さい。

引用:UQWiMAX公式サイト
それでも速度制限が解除されない場合は?
速度制限が解除される午前2時以前から継続して通信を行っている場合、最大6時頃まで制限が解除されないことがあります。
その場合の対応としては、通信のセッションを一度切断する、もしくはWiMAXのモバイルルーター端末を再起動してリセットすること。この対応方法をとることで、速度制限を解除することが可能です。
月間7GB以上の制限が解除される時期
次に、WiMAXの通常プラン、そしてau4GLTE回線に接続できるハイスピードプラスエリアモードで、1ヶ月7GB以上使った場合に速度制限が解除されるタイミングをご紹介します。
7GB以上の制限の場合、
速度制限は該当月の月末まで。速度制限にかかってしまった場合は、翌月1日の制限解除を待つのみです。
万が一、月の初めに動画を流し続けてしまい7GB以上使ってしまったなどのようなことがあると、月末までWiMAXの高速通信を利用することができなくなってしまいます。
その点も考えると、
よほどデータ容量を使わないという方を除いては、データ容量に縛られず高速通信でインターネットを楽しむことができるギガ放題プランの契約をおすすめします。
他社ポケットWiFiサービスの通信制限とWiMAXを比較
それでは、他社のポケットWiFiと比較した際も、WiMAXの速度制限は緩いと言えるのでしょうか。
ポケットWiFiサービスを提供する大手キャリアのドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルとWiMAXの速度制限を比較していきます。
WiMAXと主要ポケットWiFiの速度制限を比較
【比較表】ポケットWiFi各社の大容量プランでの速度制限 |
サービス名 |
契約プラン |
基本月額料金 |
データ容量 |
速度制限の内容 |
WiMAX (Broad WiMAX) |
ギガ放題 |
3,890円 |
3日10GB (月間の制限なし) |
翌日18時〜翌々日2時まで 1Mbps |
ドコモ |
ギガホ |
7,018円 |
月間最大60GB |
月末まで1Mbps (1GB1,100円で追加可能) |
ソフトバンク |
メリハリ プラン |
9,328円 |
月間最大50GB |
月末まで128Kbps |
ワイモバイル |
PocketWiFiプラン2 (アドバンス オプション) |
4,818円 |
3日10GB (月間の制限なし) |
翌日18時〜翌々日1時まで 1Mbps |
【比較表】ポケットWiFi各社の大容量プランでの速度制限 |
サービス名 |
契約プラン |
基本 月額料金 |
データ容量 |
速度制限の内容 |
WiMAX (Broad WiMAX) |
ギガ放題 |
3,753円 |
3日10GB (月間制限 なし) |
翌日18時〜 午前2時まで 1Mbps |
ドコモ |
ギガホ |
8,480円 |
月間最大30GB |
月末まで1Mbps (1GB1,000円で追加可能) |
ソフト バンク |
ウルトラ ギガモンスター+ |
7,480円 |
月間最大50GB |
月末まで128Kbps |
ワイ モバイル |
PocketWiFiプラン2 +オプション |
4,380円 |
3日10GB (月間制限 なし) |
翌日18時〜 午前1時まで 1Mbps |
他社ポケットWiFiと比較すると、WiMAXのギガ放題プランの制限の緩さがご理解頂けるのではないでしょうか。
ドコモのギガホとワイモバイルのアドバンスドオプションを利用したプランも、比較的緩い速度制限ですが、料金が高いというのが難点。コスパで考えるのであれば、
WiMAXのギガ放題プランが最も料金が安く、通信制限も緩いためおすすめです。
また、
データ容量をあまり使わないという方も、WiMAXは7GBのプランで業界最安級。
WiMAXなら、
あなたにぴったりのデータ容量プランを、安い料金で利用することができます。
データ容量の確認と機種がポイント!速度制限の回避方法!
最後に、WiMAXで速度制限にならないための対策、確認事項について以下の2点をご紹介します。
ただし、2つ目はau4GLTE回線を利用できるハイスピードプラスエリアモードでの速度制限を回避する方法となっているので、興味がないという方は読み飛ばして頂いて問題ありません。
- モバイルルーター端末で現在の通信量を確認する
- 通信モードの自動切換え機能が搭載されたWiMAXルーターを選ぶ!
モバイルルーター端末で現在の通信量を確認する
ほとんどのWiMAXのモバイルルーター端末には、
通信量カウンター機能が搭載されています。
その通信料カウンターを設定することで、モバイルルーターの画面で現在のデータ通信量を確認することが可能です。表示形式も1ヶ月と3日間で選択することができるため、WiMAXのどんなプランを契約していたとしても参考にすることができます。
この通信量カウンターがあることで、動画やオンラインゲームなどで通信料を使い過ぎてしまったとしても、ルーターの画面確認1つで速度制限を回避することが可能です。
下記の通信料カウンターの設定方法を参考に、皆さんも是非設定してみてください。
通信量カウンターの設定方法
1.WiMAXのモバイルルーター端末のメニューで「設定」を選択
2.「ステータス」の「通信量カウンター」を選択
3.「ホーム画面表示設定」から1ヶ月もしくは3日の周期を選択
5.「データ設定」で「設定(1か月)」もしくは「設定(3日)」を選択
※ホーム画面表示設定で選択した周期と同じ項目を選択
6.「カウント方式」からカウントしたいモードをONにし、設定完了
通信モードの自動切換え機能が搭載されたWiMAXルーターを選ぶ!

au4GLTE回線を利用できるハイスピードプラスエリアモードの速度制限を自動で回避できる方法もあります。
その方法とは、ズバリ2020年1月に発売されたWiMAXの最速モバイルルーターWX06、ホームルーターHOME02を契約すること。というのも、WX06・HOME02には通信モードの
自動切り替え機能が搭載されているのです。
あらかじめハイスピードプラスエリアモードの上限データ通信量を設定しておくと、規定データ通信料に達した際に自動で通常のハイスピードモードへ通信モードが切り替わります。
WiMAXのギガ放題プランを契約しながらau4GLTE回線も使いたいという方にとって、自動切換え機能は速度制限防止に非常に便利な機能となっています。
ハイスピードプラスエリアモードを利用して、うっかり通常の通信モードへ戻し忘れたとしても速度制限を避けることができるので、WiMAXを契約するのであれば最新機種であるWX06、HOME02がおすすめです。
まとめ〜ルーターを快適に使うには〜
ここまで、WiMAXの速度制限について解説してきましたが、いかがでしたか。
WiMAXの契約プランは、インターネットをあまり使わないという方向けの通常プラン、大容量使いたいという方向けのギガ放題プランの2種類があり、それぞれ速度制限のルールは異なります。
通常プラン
通常プランは、月間データ容量は7GBまで。1度、速度制限になると128Kbpsという通信速度が月末まで続きます。そのため、通常プランを契約される方は、使用した通信料をこまめに確認し速度制限とならないようにしましょう。
ギガ放題プラン
一方、ギガ放題プランは3日10GBの制限があります。とはいえ、速度制限になってしまっても悲観することはありません。
WiMAXのギガ放題プランの制限後の速度は1Mbpsなので、速度制限とはいっても、YouTubeの動画を標準画質で視聴するくらい可能な速度。速度制限も短期間で解除されるため、すぐに高速通信を再開することが可能です。
ただし、ギガ放題プランであってもハイスピードプラスエリアモードで7GB以上使ってしまうと、月末まで速度制限となる点には注意が必要。速度制限にならないためにも、ハイスピードプラスエリアモードは極力利用しないこと、利用してもすぐに通常のハイスピードモードへ戻すよう心がけましょう。
これまでの内容をお読み頂き、WiMAXのご契約を検討したいという方は、下記の最新WiMAX比較情報をご参考にしてください。
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