ワイマックスの通信制限について

速度制限なくWiMAXを使い倒す方法とは!?
  • 最終更新日:2023年11月30日
WiMAXの速度制限について
当ページをご覧頂いている方の中には、「WiMAX(ワイマックス)の契約を考えているけど速度制限解除のルールがわからないので不安…」な方も多いのではないでしょうか。

確かに、せっかくWiMAXを契約したにも関わらず、すぐに速度制限にかかってしまうのならポケット型WiFiを持つ意味がありません。

しかし、そのような不安をお持ちの方もご安心下さい。述べ1万6千人を超える方々のWiMAX契約をサポートしてきた当サイトが、WiMAXの速度制限について徹底解説します。

WiMAXの速度制限に関して、当ページで解説する内容は主に以下の4点。

Point

  • WiMAXの速度制限の種類
  • 速度制限が解除・緩和されるタイミング
  • 他社ポケット型WiFiと比較したWiMAXの制限
  • 通信制限の回避方法

WiMAXを契約してから「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、1つ1つしっかり確認していきましょう!




ギガ放題プラスプランは速度制限が撤廃

WiMAX最新プランである「ギガ放題プラスプラン」では、データ通信を無制限で利用できることをご存知でしたか?従来3日間で15GBの制限があったWiMAXのギガ放題プラス。2022年2月より、無制限で利用できるように改善しました。

しかしながら、本当にギガ放題プラスでは無制限で利用できるのでしょうか?実際に編集部で調査をおこないました。

実際に計測!WiMAXは無制限で利用できる?

通信量の制限解除発表を受け、当サイト編集部で実際に大容量利用した際に通信制限にかかるのか試してみました。1日で160GB利用後に速度を計測した結果は以下のとおりです。

WiMAXの制限解除で無制限で使える

結果はなんと1日で160GB利用しても、通信制限に一切かからない結果に。ギガ放題プラスプランを契約の方は、通信量の上限や速度制限が解除される日を気にする必要がありません。

従来は3日で15GB(月間150GB)でしたので、1日で従来の月間の上限以上利用できました。

速度制限の種類は?WiMAXの契約プランごとに解説

契約プランごとの通信制限

初めにWiMAXの速度制限・通信制限の概要について紹介します。

プロバイダによって名称の違いはありますが、WiMAXの契約プランはギガ放題プラスプランとギガ放題プランの2つ。それぞれの契約プランによって、WiMAXの速度制限の条件や内容は異なります。

とはいえ、速度制限のルールが複雑ではありません。WiMAXの速度制限は、主に以下の3種類です。まずは、それぞれの制限について確認していきましょう。

  • ギガ放題プラスプラン(オプションのプラスエリアモード)は月間15GBの制限
  • ギガ放題プランで3日間10GBの速度制限
  • ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE回線)で月間7GBの制限

WiMAXは2023年現在、ギガ放題プラスプランが主流です。ただ、ギガ放題プランを利用できるプロバイダも一部ありますので、説明します。

WiMAXプロバイダごとで速度制限のルールに違いはありません。つまり、本家UQWiMAX、BroadWiMAX(ブロードワイマックス)、GMOとくとくBB、BIGLOBE(ビッグローブ)、nifty(ニフティ)どのプロバイダでWiMAXを契約しても速度制限になりやすい、通信制限にかかりにくいなどの違いは一切ないことは前提として覚えておきましょう。

ギガ放題プラスのプラスエリアモード(au回線)は月15GBまで

WiMAXのギガ放題プラスプランにて、プラスエリアモードを利用している場合の速度制限です。プラスエリアモードは、通常のスタンダードモードと比較し、通信エリアが広範囲となるオプションの通信モードのこと。

しかし、便利な通信モードとはいえ、プラスエリアモードの使い過ぎは禁物です。プラスエリアモードに設定を変更している場合、月15GB以上使うと速度制限となります。制限内容は、月末まで最大速度128Kbps。ただ、月間データ容量に制限のないスタンダードモードには影響ありません。

ギガ放題プランで3日間10GBの速度制限

現在WiMAXでは「ギガ放題プラスプラン」が主流なので「ギガ放題」は従来のプラン。ギガ放題プランの新規申し込みは終了していますが、現在も利用している方がいるので解説します。

ギガ放題プランは、完全に無制限ではありません。月間のデータ容量制限がない代わりに、3日10GBの短期的な通信制限があります。

しかし、ギガ放題プランは、速度制限にかかっても制限が緩いのが特徴。低速時の速度は1Mbps(通常時は最大1237Mbps)とYouTubeなどの動画サービスであっても通常画質なら視聴可能な速度です。また、速度制限の期間も翌日18時から翌々日の2時までの約8時間と短く設定されています。

そのため、WiMAXのギガ放題プランは、完全無制限ではないものの実質無制限です。

WiMAXの制限は上記2種類となります。ただし、現在WiMAXの主流はギガ放題プラスプラン。多くの方にとっては、プラスエリアモードの速度制限しか関係ありません。

ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)は月間7GBまで

「ギガ放題プラン」では、au4GLTE回線を利用できるハイスピードプラスエリアモードを利用している場合に速度制限があります。

ハイスピードプラスエリアモードは、通常のWiMAX2+回線と比較し通信速度は高速、通信エリアも広範囲となるオプションの通信モード。

しかし、便利な通信モードとはいえ、ハイスピードプラスエリアモードの使いすぎに注意しましょう。ハイスピードプラスエリアモードに設定を変更している場合、プランに関係なく通信量を7GB以上使うと速度制限となってしまいます。

制限内容は、月末まで最大速度128Kbps。もちろん、月間データ容量に制限のないギガ放題プランも同様の制限対象となります。

ハイスピードプラスエリアモードはau4GLTE回線を利用できますが、うっかり使いすぎてしまうとギガ放題プランのスタンダートモードでも、速度制限となってしまいます。

そのため、ハイスピードプラスエリアモードの利用中はデータ容量をこまめに確認する、また利用後はすぐに通常のモードへ戻し、速度制限・通信制限にかからないようにしましょう。

以上が、WiMAXの3種類の速度制限についての解説です。まとめとして、ここまでお話したWiMAXの速度制限を一覧表にしました。それぞれ、前もって確認しておき、速度制限とは無縁のWiMAX生活を送りましょう!

「ギガ放題プラス」の
速度制限
通信モード データ容量 速度制限時
の速度
制限期間
スタンダード
モード
無制限 なし なし
プラスエリア
モード
月間15GB 128Kbps 月末まで

「ギガ放題」の
速度制限
通信モード データ容量 速度制限時
の速度
制限期間
ハイスピード
モード
3日間で10GB 1Mbps 約8時間
(翌日18時~
午前2時まで)
ハイスピード
プラスエリアモード
月間7GB 128Kbps 月末まで

1ヶ月15GB、3日10GBでどんなインターネット通信が可能か

インターネットのデータ容量目安

ここまで、WiMAXの速度制限について内容・期間などをお伝えしました。しかし、15GBや10GBと言われても実際にどれだけのインターネット通信ができるのか、イメージが湧かない方もいらっしゃるはず。

そこで、ここからはWiMAXの速度制限の目安となる15GB、10GB、7GBで具体的に何ができるのかを解説していきます。データ容量の目安を参考に、WiMAXの使い方の参考にしてみてください。

まずは、ギガ放題プラスプランで速度制限にかかるプラスエリアモード。15GBの目安から見ていきましょう。

1つのインターネット通信のみを行い続けた場合の目安です。

15GBで利用できるサービスの目安

データ容量15GBの目安
YouTube(標準画質) 約70.5時間
メール 約94,050通
WEBサイト閲覧 約157,050ページ
音楽のダウンロード 約3,750曲

WiMAXプラスエリアモード月15GBのデータ容量の目安は上記のとおりです。15GBのデータ容量は、メールやWEBサイトの閲覧では使い切るほうが難しいです。

データ容量を多く使うYouTubeなどの動画であっても、通常画質で約70.5時間も視聴が可能。1日2.4時間YouTubeを見続けたとしても、速度制限にならない程のデータ容量です。

動画を頻繁に視聴する方は、普段はギガ放題プラスプランで無制限に利用できます。つながりにくい場所では、プラスエリアモードを併用しましょう。

ギガ放題プランの制限目安10GBは何ができる?

データ容量10GBの目安
YouTube(標準画質) 約47時間
メール 約62,700通
WEBサイト閲覧 約104,700ページ
音楽のダウンロード 約2500曲

データ容量7GBの目安

データ容量7GBの目安
YouTube(標準画質) 約31時間30分
メール 約44,890万通
WEBサイト閲覧 約73,290ページ
音楽のダウンロード 約1,750曲

ハイスピードプラスエリアモードで速度制限となる7GBのデータ容量はいかがでしょうか。

メールやWEBサイト閲覧のみであれば、7GBを超えることはないでしょう。しかし、3日10GB制限のギガ放題プランと違い、ハイスピードプラスエリアモードの7GBは1ヶ月間のデータ容量と考えると、動画を視聴する方には物足りないデータ容量です。

そのため、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードは、インターネットの利用はメールやサイト閲覧のみの方におすすめとなっています。

10GB、7GBのデータ容量の目安についてご理解頂けたでしょうか。実際に、WiMAXの契約をする際は、こちらで紹介したデータ容量の目安を参考にしてみてください。

WiMAXの速度制限後に動画視聴できる?

WiMAXの「ギガ放題プラス」のプラスエリアモードでは、月15GBでの速度制限があると説明しました。速度制限後は、どの程度の速度が出るのでしょうか?WiMAXの公式ホームページには、以下の記載があります。

「プラスエリアモード」で当月ご利用の通信量が15GBを超えた場合、当月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限します。
UQ WiMAX公式より引用(https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/gigahodai_plus/)

このWiMAX速度制限時の128kbpsは、一般的なスマートフォンの速度(20Mbps)の1/200程度。速度制限後は、解除されるまで動画視聴だけでなく、Web閲覧でさえ難しいでしょう。

通信制限はいつまで?解除・緩和の時期と時間を確認!

いつワイマックスの低速は解除はされるのか

ここまでは、WiMAXの速度制限の種類からデータ容量の目安を確認しました。とはいえ、WiMAXを利用していれば、どんなに気をつけていても速度制限を受けてしまうこともあるでしょう。

その場合、WiMAXはスマホのようにデータを追加購入することはできない点には注意が必要。とにかく速度制限が解除されるまで待つしか対応方法はないのです。

それでは、WiMAXの速度制限が解除されるのはどのタイミングなのか。速度制限が解除されるタイミングを、以下の2つに分けてそれぞれ紹介します。

  • プラスエリアモード月15GBの速度制限の解除時期
  • ギガ放題プラン3日10GBの速度制限の解除時期

プラスエリアモードの制限が解除される時期

ギガ放題プラスのプラスエリアモードの速度制限は、15GB利用した時点から月末まで解除されません。Webサイトを閲覧できない程度の速度128kbpsに制限されるので注意しましょう。

なおプラスエリアモードで速度制限になっても、スタンダードモードは継続して無制限で利用できます。

ギガ放題プランで3日10GBの速度制限が解除される時期

前述した通り、WiMAXの3日10GB以上使った場合の速度制限は、インターネット通信が込み合う時間帯の18時~午前2時までの約8時間です。

ただし、10GB以上のデータ容量を使ったからと言ってすぐに速度制限にかかるわけではなく、3日10GBを超えた翌日18時から規制がかかり、翌々日の午前2時に制限が解除されます。

また、3日間の通信料の合計が10GBを下回らない限り、速度制限が続く点は注意が必要です。

こちらで解説した速度制限の開始時間と解除タイミングが詳しく説明されているUQWiMAX公式サイトの図もぜひご参考にしてみて下さい。

WiMAXの速度制限ルール 引用:UQWiMAX公式サイト

それでも速度制限が解除されない場合は?

速度制限が解除される午前2時以前から継続して通信を行っている場合、最大6時頃まで制限が解除されないことがあります。

その場合の対応としては、通信のセッションを一度切断する、もしくはWiMAXのモバイルルーター端末を再起動してリセットすること。この対応方法をとることで、速度制限を解除が可能です。

WiMAXと他社ポケット型WiFiサービスの通信制限を比較

他社ポケットワイファイとの制限比較

他社のポケット型WiFiと比較した際も、WiMAXの速度制限は緩いといえるのでしょうか。

ポケット型WiFiサービスを提供する大手キャリアのドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルや、THE WiFiとWiMAXの速度制限を比較していきます。

WiMAXと主要ポケットWiFiの速度制限を比較

WiMAXと主要ポケット型WiFiを比較

サービス名 契約プラン 料金
※実質月額料金
データ容量 速度制限の内容
WiMAX
(GMOとくとくBB)
ギガ放題プラス 4,092円 無制限 なし
ドコモ 5Gギガホプレミア 8,308円 無制限 なし
ソフトバンク データ通信専用
50GBプラン
6,151円 月間最大50GB 月末まで128Kbps
ワイモバイル PocketWiFiプラン2
(アドバンスオプション)
5,100円 3日10GB
(月間の制限なし)
翌日18時~
翌々日1時まで
1Mbps
THE WiFi 100GB固定プラン 3,504円 月間100GB 月末まで128Kbps
※ 契約期間内に必要になる総額を契約月数で割った金額

他社ポケット型WiFiと比較すると、WiMAXのギガ放題プラスプランの制限の緩さと安さがご理解頂けるのではないでしょうか。

ドコモのギガホプレミアも、無制限ですが、料金が高いのが難点。コスパで考えるのであれば、WiMAXのギガ放題プラスプランが最も料金が安く、無制限なのでおすすめです。

WiMAXなら、あなたにぴったりのデータ容量プランを、安い料金で利用できます。

データ容量の確認と機種がポイント!速度制限の回避方法!

通信制限を回避する方法

最後に、WiMAXで速度制限にならないための方法をご紹介します。

Point

  • モバイルルーター端末で現在の通信量を確認する
  • ギガ放題ではなく、ギガ放題プラスプランを契約する

モバイルルーター端末で現在の通信量を確認する

ほとんどのWiMAXのモバイルルーター端末には、通信量カウンター機能が搭載されています。

その通信料カウンターを設定し、モバイルルーターの画面で現在のデータ通信量を確認可能です。1ヶ月と3日間で表示されており、WiMAXのどんなプランを契約していたとしても参考にできます。

この通信量カウンターがあることで、動画やオンラインゲームなどで通信料を使い過ぎてしまったとしても、ルーターの画面確認1つで速度制限を回避可能です。

ギガ放題ではなく、ギガ放題プラスプランを契約する

WiMAXで速度制限にならないためには、3日10GBのギガ放題プランではなく、無制限のギガ放題プラスプランを選ぶようにしましょう

ギガ放題プランのハイスピードプラスエリアモードにてau回線を7GB以上利用すると、月末まで128Kbpsの速度制限がかかります。

一方で、ギガ放題プラスプランのプラスエリアモードでは、au回線のプラチナバンドが15GBまで利用可能。さらにプラスエリアモードにて15GBを超過しても、スタンダードモードでは通信制限にかかることはありません。

そのため、WiMAXでなるべく速度制限にかかりたくない方はギガ放題プラスプランがおすすめです

まとめ~ルーターを快適に使うには~

ここまで、WiMAXの速度制限について解説してきましたが、いかがでしたか。

WiMAXの契約プランは、現在主流のギガ放題プラスプラン、従来のギガ放題プラン、それぞれ速度制限のルールは異なります。

ギガ放題プラスプラン

スタンダードモードでは無制限に利用可能。プラスエリアモードでは、月15GBまで。
1度、速度制限になると128Kbpの通信速度が月末まで続きます。
そのため、プラスエリアモードを頻繁にご利用の方は、使用した通信料をこまめに確認し速度制限とならないようにしましょう。

ギガ放題プラン

従来のプランである、ギガ放題プランは3日10GBの制限があります。
WiMAXのギガ放題プランの制限後の速度は1Mbpsなので、速度制限とはいっても、YouTubeの動画を標準画質で視聴するくらい可能な速度。速度制限も短期間で解除されるため、すぐに高速通信を再開可能です。

これまでの内容をお読み頂き、WiMAXのご契約を検討したい方は、下記の最新WiMAX比較情報をご参考にしてください。

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