「W03」が通信速度とエリアにおいてルーターとしておすすめな理由と情報まとめ!

最終更新日:
2016年7月に発売された、WiMAXのW03は契約をおすすめできる端末なのでしょうか? WiMAXは、数年間利用するものなので、より性能の良い端末で契約したい方も多いと思います。
W03は、一世代前の端末WX02と比較して、通信速度がおおよそ1.7倍も向上。また連続通信時間も大幅に改善しています。しかしながら通信エリアが限られているなど、注意点もいくつかあります。
当記事では、WiMAXの最新端末W03の特徴から、旧端末との比較・W03をおすすめする人を解説していきます。WiMAXの端末を研究し続けている編集部と一緒に、W03はどのような端末なのか確認しましょう。
W03と他WiMAXルーターの性能比較!〜スピードは高速?バッテリーは?電波、回線は?〜
はじめにW03の概要について簡単に解説し、その後に他WiMAXルーターとの比較をしていまいります。
UQWiMAXが今回発売したW03とは?

W03とはUQが2016年7月に発売したWシリーズの最新作。旧モデルであるからは最高速度が約1.7倍、バッテリーの持ちが約1.5倍になっています。
次にW03と他WiMAXルーターの比較を見ていきましょう。
【WiMAXルーター比較表】
WiMAXルーター | W03 | W02 | WX02 | UroadHome2+ | Uroad Stick |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
発売日 | 2016/7/1 | 2016/2/19 | 2015/11/20 | 2015/3/13 | 2015/1/9 |
下り最大通信速度 | 440Mbps(一部エリア370Mbps) | 440Mbps | 440Mbps | 110Mbps | 110Mbps |
ハイスピードモード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ノーリミットモード | × | × | 自動切り替え | 自動切り替え | 自動切り替え |
ハイスピードプラスエリアモード | ◯ | ◯ | × | × | × |
対応通信技術 | CA | CA | 4×4MIMO | - | - |
連続通信時間 | 約10時間 | 約7時間 | 約7時間 | - | - |
重量 | 約127g | 約119g | 約95g | 約311g | 約18g |
※WiMAXのルーターはW03をはじめ、どのプロバイダで契約しても基本的に端末代は無料です。
上記がW03と他WiFiルーターの比較表です。左から順に最新機種となっており、W03は現在発売されている中では最新ルーターになります。他ルーターとの比較を詳しくご覧になりたい方は「WiMAX7種のルーター完全比較!」を御覧ください。
それでは他WiMAXルーターとの比較から分かるW03の特徴を詳しく見てまいりましょう。
ルーターW03が他の機種よりおすすめできる2つの理由!

ここからはW03がなぜおすすめなのか見てまいりたいと思います。主な特徴は下記の3つ!
WiMAXとして高速の370Mbps!〜ネットサーフィンもSNS・レビューの投稿もサクサク〜
かつてWiMAXの最高速度は220Mbpsでした。筆者も旧モデルを使っていて、220Mbpsでも快適に利用できていましたが、W03ではその約1.7倍の370Mbpsに!しかし、後ほど解説致しますが、この最速370Mbpsには裏があるので注意が必要です。
モードの設定をすれば連続通信時間、最大10時間!
筆者は古いモデルであるWX02を使用していましたが、WX02を使っていてよくあったのが充電切れです。このように、これまでのルーターは連続通信時間が最大7時間と短かったため、一日外に持ち歩くと夜まで充電が持たないことも多々ありました。
ですが!Wシリーズの新ルーターW03は連続通信時間が最大10時間!これはずっとWiFiに繋いでいても10時間持つということです。これなら一日外でWiMAXを使っていても、帰宅まで十分持つでしょう!
クセのないデザイン〜サイズ・重量・simタイプ〜
そして何より、W03は端末として奇抜でないシンプルなデザイン。性能はこれまでのWiMAXルーターよりもW03はパワーアップしているにもかかわらず、サイズも重量もほぼ変わりません。ルーターW03は中古買取に出せる!〜逆に格安価格で中古端末をゲットも!〜
W03はSimを挿入して使用するため、万が一W03の端末本体が壊れた場合はW03の端末のみを手に入れれば問題なく使用できます。逆に端末が必要なくなった場合は中古買取に出すことも出来ますので、契約が終わったあとも安心です。
以上がW03をおすすめする3つの理由になります。旧モデルと比較すると大幅に性能が向上したことが見てとれます。次に実際にWiMAXを使用する際に気をつけるべき点について見てまいりましょう。
WiMAXを利用する際の意外な注意点とは!?

ここまでWiMAXルーターW03のメリットについて見てまいりましたが、ここからはデメリットとも言える注意点について見てまいります。
W03の注意点とは「最速の370Mbpsの通信がほとんど使えない」という点です。これには主に3つの理由がありますので、1つずつ見てまいりましょう。
1. エリアがかなり限られている〜auのLTE周波帯(バンド)はエリアサポートがまだまだ〜
最速370Mbpsの通信が使えるエリアは渋谷区周辺のみとなっており、現状かなり狭いエリアでしか370Mbpsの通信は使えません。
これから順次拡大していくとは思いますが、最速370Mbpsの通信が全国で使えるようになるには時間がかかるでしょう。
2. 370Mbpsの通信を使う方法では別途月1,105円の追加料金がかかってしまう
W03の最速370Mbpsは「ハイスピードプラスエリアモード」というモードを使用することで利用可能になります。そして、このハイスピードプラスエリアモードを使用した月は別途1,105円掛かってしまうのです。
1. W03で使用するとギガ放題プランでも月7GBで制限がかかる
先程述べた「ハイスピードプラスエリアモード」でWiMAXを使用した月は通信容量の上限が7GBに。これはギガ放題プラン(月の通信無制限プラン)に加入していても月7GBの容量になってしまい、7GBを超えると使い物にならない速度になってしまいます。
WiMAXの最大のメリットが実質通信無制限な点であるのを考えると、月7GB制限にかかってまで370Mbosの通信を使う意味はないでしょう。
以上がWiMAXルーターW03の注意点とその理由です。上記3点を考えると、高速370Mbpsの通信が使えるというのは、ほとんどの方にとってメリットではない事が分かります。
こんな人に契約がおすすめ!

ここまでWiMAXルーターW03のメリットやデメリットを見てまいりましたが、ここからは「W03がどんな人におすすめか」という点について見てまいりしょう。
W03がおすすめな方
- 外出時にWiMAXをよく使う方
- auのLTEを使いたい方
上記2点に当てはまらない方は、下記WXシリーズのWiMAX最新ルーター「WX03」がおすすめです。
440Mbps対応ルーターWX03がおすすめな方
- 追加料金なしで440Mbpsの通信を使いたい方
- 家でWiMAXをよく使用する方
WX03はWiMAXのW03の後にでたWiMAXルーターで、高速440Mbpsに対応しています。さらに詳しくWX03について知りたい方は「新発表!WiMAX最新ルーター【WX03】の驚きの7つの特徴」を御覧ください。
以上があなたにおすすめなWiMAXルーターになります。また、WiMAXはルーターだけでなくプロバイダ選びも重要!下記のページでおすすめのプロバイダを厳選して3社ご紹介していますので、ぜひご覧ください!
また、各プロバイダのWiMAXの価格をしっかり比較してから契約したいという方は、下記のボタンからWiMAXプロバイダ23社の価格を比較しているページをご覧になると良いでしょう!