ワイマックス回線(WIMAX)と4G回線(LTE)の違いについて解説!

LTEとWiMAXを徹底比較!おすすめのポケット型WiFi・モバイルWiFiはどっち?
  • 最終更新日:2024年3月27日
LTEとは?4G・5G・WiMAXとの違いを解説
スマホやタブレットなどのモバイル端末で何気なく利用しているLTE。

LTEとは、現在最も主流なモバイル専用の通信規格です

LTEの他にも4G・5G・Wi-Fiなどの通信規格がありますが、インターネットをより快適に利用するためには、それぞれの理解を深めておくと安心です。

当ページでは、LTE・4G・5Gの概要LTEのメリット・デメリットWi-FiやWiMAXとの違いを分かりやすく解説しています。

ページの最後には、LTEを安く快適に利用できるWi-Fiサービスの紹介もしているので、上手にLTEを利用したい方は、ぜひご覧ください。




著者

WiMAX比較.com編集部

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LTEとは?意味や特徴を解説!

LTEとは?意味や特徴を解説

LTEとは、Long Term Evolution(長期的進化)の略で、モバイルデバイス専用の通信規格です。

LTEの前身である3G回線の技術を長期的に改良し続け、4G回線への移行をスムーズにするために生まれました。そのため、LTEは3.9Gとも呼ばれています。

モバイルデバイスとは、スマホやタブレットなど、通信ケーブルがなくてもインターネット通信できる端末のこと。外出先に持ち運んで使えるのが特徴です。

LTEの下り通信最大速度は150Mbpsで、3G回線の約15倍。プラチナバンドLTEといわれる、より広い範囲に届きやすい電波もLTEの一つです。

最近では、キャリアアグリゲーション4×4MIMOなどの新技術によって、通信速度は目覚ましい進歩を遂げています。

キャリアアグリゲーションとは

異なる周波数帯の電波を同時に利用することで、高速な通信を可能にする技術のこと。

4×4MIMOとは

電波を受信するWi-Fiルーターと送信側の基地局のアンテナを通常の2倍(4本ずつ)に増やして、通信速度を2倍にする技術。

アンテナを2倍にすることで、一度に送受信できる情報量が2倍になります。

将来的には、より高速な5Gに置き換わる可能性がありますが、5Gの拡大には時間やコストがかかるのも事実です。そのため、今後数年間はLTEと5Gが並行して使われると予想されています

以上がLTEの意味や特徴です。LTEの概要をご理解いただけたかと思いますが、モバイル専用の通信規格には、3G、4G、5Gも存在します。

通信規格によって通信速度や安定性は異なるため、LTE以外の通信規格も理解しておくと安心です。次章では、LTE以外の通信規格をわかりやすく解説します。

他のモバイル通信規格も確認(3G/4G/5G)

他のモバイル通信規格との違いも解説

モバイル通信規格は1Gから始まり、現在は5Gまで技術が発達しています。当ページでは、現在利用されているモバイル通信規格3Gから5Gまでを解説します。

モバイル通信規格をまとめた表をご覧ください。

モバイル通信方式

通信速度 対応エリア 提供
時期
3G 64~384Kbps 人口カバー率
100%近く
2000年代
LTE
(3.9G)
37.5~150Mbps 人口カバー率
99%
2010年代
4G 110Mbps
~1Gbps
人口カバー率
99%
2010年代
5G 約10Gbps 首都圏など
一部のエリアのみ
2020年代

表をご覧の通り、3Gから5Gになるにつれて通信速度や対応エリアが変わっていることがわかります。LTEは上記で解説したので、ここでは3G、4G、5Gについてわかりやすく解説します。

3G(第3世代移動通信システム)とは

3Gとは3rd Generationの略称で、LTEの一世代前の通信規格です。通信エリアはLTEより広いものの、通信速度が遅いのがデメリットです

3Gの誕生は、高速通信を可能にし、サイト閲覧や動画視聴を手軽なものにしました。

2000年代からサービス提供している3Gですが、より高速で高品質なLTEが普及したことにより、各キャリアでは3Gの提供終了を発表しています

auは2022年3月に終了、NTTドコモは2026年3月、ソフトバンクは2024年1月に終了予定です。

4G(第4世代移動通信システム)とは

4Gとは第4世代移動通信システムの総称のことで、LTEの一世代あとの通信規格です。厳密には、4Gには複数の規格があり、その中にLTEが含まれます

4GはLTEよりも通信速度が速い通信規格ですが、国際電気通信連合がLTEと4Gは同じ通信規格だと認定したため、LTEと4Gを区別するキャリアは少なくなりました

今後は4G/LTEから5Gに置き換わると予想されていますが、しばらくはモバイル通信規格の主流回線として利用され続けるでしょう。

5G(第5世代移動通信システム)とは

5Gとは第5世代の通信規格で、4Gの後進です。LTEや4Gよりも高速な通信が可能で、より多くのデバイスに接続できます

高速通信ができることから、高画質の動画やVRをスムーズに利用できるのが特徴です。

さらに、通信の遅延が少ないことから、リアルタイムな通信を必要とする自動運転車などの遠隔操作技術にも応用されています。

ただし、5Gの対応エリアは狭く、まだまだ5G回線を利用できる人は多くありません

また、5Gは障害物に弱い性質を持つため、電波が届きにくいというデメリットもあります。5Gが主流な回線として利用されるまでには時間を要するでしょう。

以上が現在使われているモバイル通信規格です。LTE以外の通信規格を知ることにより、普段利用している回線の理解が深まったかと思います。

LTE以外にも4Gや5Gがあり、中でも5Gは最新の技術のため現在注目されている通信規格です。5GはLTEよりも高速通信できますが、対応エリアが少ない点がデメリットです。

一方、LTEは既に利用環境が整っており、安定した通信ができるなど5Gにはないメリットもあります。

このように、通信規格にはそれぞれメリット・デメリットがあります。そのため、現在最も主流な回線であるLTEのメリット・デメリットを理解しておくと安心です

LTEをより深く理解して快適なインターネット通信を実現するためにも、次章ではLTEのメリット・デメリットを解説します。

LTEのメリット・デメリット

利用前に確認!メリット・デメリット

LTEのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

広範囲で利用できて快適!LTEのメリットとは

LTEのメリットは以下の通りです。


LTEのメリットを見ていきます。

電波が安定している

LTEは、モバイルデバイスの利用を想定して作られた通信規格であるため、どこで利用しても通信が安定する点がメリットです。

LTEの電波は低周波数帯を使っており、障害物を回り込みやすい性質を持っています。そのため、高層ビルや地下などの繋がりにくい場所でも電波が届きやすくなっています

安定した通信をしたい方は、LTE対応のモバイルデバイスの利用がおすすめです。

広範囲で利用できる

LTEは、基地局が多いことや飛ばす電波の距離が長いことから、広範囲で利用できる点がメリットです。

5G回線は基地局の数が少なく対応エリアは狭いですが、LTEは人口カバー率99%であるため、より多くの場所でインターネット通信できます

これにより、移動時間や空いた時間にスマホなどのモバイルデバイスで情報収集をしたり、仕事をしたりと、効率的に時間を使えるようになりました

モバイルデバイスを広範囲で利用したい方は、LTE対応の端末を契約しましょう。

以上がLTEのメリットです。LTEは電波が安定しており、広範囲で利用できるというメリットがありますが、デメリットもあるためご確認ください

速度制限がある?LTEのデメリットとは

LTEのデメリットは以下の通りです。


LTEのデメリットを見ていきます。

データ通信量の上限を超えると通信制限がかかる

LTEのデメリットは、速度制限があることです。データ通信容量の上限を超えると速度が制限され、快適なインターネット通信ができなくなります

速度制限が解除されるタイミングはキャリアによって異なりますが、月末まで低速が続くことが多いです。

速度制限解除まで待てない場合は、追加料金を払ってデータ容量を購入する方法もあります。

ただし、データ容量を追加購入すると毎月の利用料金はかさむでしょう

現在は、データ容量無制限でLTEを利用できるモバイルWi-Fiルーター(ポケット型WiFiなどの無線回線ルーター)があります。

毎月のデータ利用量が多い方は、データ容量無制限のモバイルWi-Fiルーターを検討してはいかがでしょうか。

データ容量無制限のモバイルWi-Fiルーターについては、記事後半で紹介しています。

今すぐ確認したい方はこちらからご確認ください。


無制限
モバイルWi-Fiルーター紹介の
章までスクロール


それ以外の方はこのまま読み進めていただき、LTEのデメリットの続きをご覧ください。

外部環境によって通信速度が遅くなることがある

LTEは時間帯や対応機種によって通信速度が変わるというデメリットもあります。

電波が繋がりやすいLTEですが、利用が集中する時間帯や性能が低いモバイルデバイスを利用する場合は、通信速度が遅くなることがあります

LTEの通信速度は外的要因に影響されやすくなっているため、快適なインターネット通信をするためには、性能の良い端末を利用することが重要です

また、LTE回線が混雑する時間帯でも、通信速度が遅くなりにくいサービスを契約するのがおすすめです。

以上がLTEのメリット・デメリットです。

LTEは、広範囲で使えて電波が安定しているというメリットがある反面、データ通信容量に制限があったり、外部環境によって通信速度が遅くなったりというデメリットもあります。

しかし、Wi-Fiを利用すればLTEのデメリットを補える場合があります。では、Wi-Fiとはどのようなもので、LTEとどのような違いがあるのでしょうか。

次章では、Wi-Fiの概要やLTEとの違いを解説をします。

Wi-Fiとは?LTEとの違いをわかりやすく解説!

Wi-Fiとの違いとは?分かりやすく解説

Wi-Fiとは、パソコンやスマホなどの通信端末を無線でインターネットに接続する技術のことで、Wi-Fiを利用するにはモバイルWi-Fiルーター(ポケット型WiFi)が必要です。

LTEと同じ無線LAN技術の一つですが、LTEとWi-Fiは接続方法に違いがあります。

LTEはドコモ・ソフトバンク・auなどの携帯電話事業者が提供するモバイル回線とデバイスを直接接続します。

一方、Wi-Fiは電波を受信したルーターを介して、デバイスをインターネットに接続させます。

そんなWi-FiとLTEの違いは以下の3つです。


Wi-FiとLTEの違いを詳しく見ていきます。

利用可能な機器はWi-Fiのほうが多い

Wi-FiとLTEは、利用可能な機器が異なります。

上述の通り、LTEはキャリアの基地局から送られてくる回線に直接接続し、インターネット接続しています。そのため、利用可能な機器はスマホやタブレットなどのモバイルデバイスのみです。

一方、Wi-Fiはインターネット対応端末であれば、ルーターを介してインターネット接続できます

スマホはもちろん、LTEでは接続できないパソコンやゲーム機器、スピーカーなど、利用可能な機器は様々。さらに、複数の端末を同時にインターネット接続できるというメリットもあります。

LTE対応のモバイルデバイスも、テザリング機能を利用すればモバイルデバイス以外の端末でもLTEの利用は可能です。

しかし、テザリングをおこなうとデータ通信量やバッテリーが消費されるというデメリットもあります。

そのため、モバイルデバイス以外の端末でLTEを利用したい場合は、Wi-Fiの利用がおすすめです。

通信速度はWi-Fiのほうが速い

Wi-FiとLTEは、通信速度が異なります。

LTEは通信最大速度は150Mbpsですが、実測値(実際に計測された通信速度)は数Mbps~数十Mbpsほどです。

通信最大速度と実測値に差があるのは、回線状況やモバイルデバイスの性能が影響するためです。

Wi-Fiの通信速度は、Wi-Fi6という最新のWi-Fi規格を利用すると、理論値で9.6Gbps出ると言われています。しかし、実際には数十Mbps~数百Mbps程度の通信速度になることがほとんど。

Wi-FiとLTEの通信速度を比較すると、Wi-Fiのほうが約10倍高速です。LTEやWi-Fiの通信速度を決める要因は様々ですが、多くの場合、利用端末の性能に依存します。

そのため、より高速な通信をしたい場合は、高性能なWi-Fiルーターを利用しましょう

対応エリア(電波が届く範囲)はLTEの方が広い

3つ目のWi-FiとLTEの違いは、対応エリアです。

LTEは、屋内などの広範囲で利用することを目的に作られた通信規格で、人口カバー率は99%と言われています。

LTEの電波を発信する基地局は全国にあり、多くの場所でインターネット通信できるようになりました。ただし、山間部や海外旅行などの場合は、通信エリアが狭くなる場合があります

一方、Wi-Fiはルーターに接続された端末を無線でインターネット接続する技術のため、対応エリアはルーターの電波が届く範囲内のみです

一般的に、Wi-Fiの電波は屋内であれば数十メートル程度、屋外であれば100メートル程度まで届きますが、周波数帯や障害物の有無によっても異なります。

以上がWi-FiとLTEの違いです。LTEは広範囲で利用できる回線に対し、Wi-Fiは近距離の端末をインターネットに接続させるための技術ということが分かります。

Wi-Fiの利用には、複数の端末を同時にインターネット接続できるモバイルデバイス以外の端末もインターネット通信できる、といったLTEにはないメリットがあります。

このように、LTE以外の通信方式を理解することで、インターネット通信がより快適になる可能性が高まります。そのため、現在利用されている通信規格の理解を深めることが重要です。

ここまでご紹介してきた通信規格以外にも、現在利用されている通信規格には、LTEと同じ4G世代のWiMAXがあります。

LTEと似た役割ですが、それぞれ特徴が異なるため、LTEとWIMAXの違いも確認しておきましょう。

WiMAXはデータ通信量が多い?WiMAXとLTEの違いとは

WiMAXとの違いとは?

WiMAXとは、au、ドコモ、ソフトバンクなどのキャリアが利用する4G LTEと並ぶ、無線通信技術の一つです。マイクロ波を利用する通信方式で、高速通信が可能です。

現在は、WiMAX回線を利用するWi-Fiサービス自体をWiMAXと呼ぶことがほとんどですが、本来は通信回線としてWiMAXが知られていました。当ページでは、WiMAXを通信回線として解説します

そんなWiMAXとLTEの違いは以下の通りです。


WiMAXとLTEの違いを詳しく見ていきます。

対応エリアはLTEのほうが広い

WiMAXとLTEは対応エリアが違います。

対応エリアは、基地局が設置されている場所や数によって異なります。WiMAXの基地局数はLTEの基地局数と比較して少ないため、対応エリアはLTEよりも狭いです

また、WiMAXの対応エリアは都市部に偏っており、地方や山間部などはカバーされていない場所もあります。そのため、実際に利用可能なエリアは限定的であり、確認が必要です。

一方、LTEの基地局は全国各地にあり、人口カバー率は99.9%と言われています。幅広いエリアで通信したい方は、LTEの利用がおすすめです。

繋がりやすさはLTE > WiMAX

WiMAXとLTEは、繋がりやすさが異なります。

この繋がりやすさを決めるのは周波数帯です。周波数帯は、低周波数になるほど電波が遠くまで届き、かつ障害物を回りこむため通信が安定します。

一方、高周波数になるほど通信速度は上がりますが、障害物に弱く電波が遮断されやすいです。

WiMAXの周波数帯は2.5GHzで、LTEの周波数帯は一番低いもので700~900MHzです。

LTEの700~900MHzは特に繋がりやすく、携帯電話事業者はこの周波数帯をプラチナバンドと呼んでいます

WiMAXは比較的高周波数を利用しているため、電波が遮断されやすい性質を持ちます。特に、障害物が多い地下では電波が不安定になり、圏外になることもあるでしょう。

しかし、WiMAX回線と4G LTE・5Gなど、複数の帯域の回線を併用することで、より高速な通信が可能になります(キャリアアグリゲーション)。

現在WIMAXのサービスは、この複数帯域を同時利用する技術を使っています。

高速通信したい場合は、複数の周波数帯を利用できるサービスを選ぶのがおすすめです。

データ通信容量はWiMAXのほうが多い

LTEにはデータ容量に制限があると上述しましたが、WiMAXはデータ容量に制限はありません。LTEは月間で50GBなど、データ通信量に制限が設けられています。

そのため、データ容量無制限でインターネット通信したい方は、WiMAX回線の利用がおすすめです。

ただし、回線を独占するレベルの大容量通信をした場合には、速度制限にかかることがあるためご注意ください。

以上がLTEとWiMAXの違いです。

WiMAXはLTEより対応エリアは狭いですが、複数の周波数帯を併用することで高速通信が可能になったり、データ通信容量の制限がなかったりとLTEにはない特徴があります。

LTEとWiMAXを一緒に使えば、より快適なインターネット通信が可能になります。

ここまでLTEと他の通信規格の違いを確認し、インターネット通信にはLTEの存在が必要不可欠だと分かりました。

実際にLTEを利用するためには、LTE対応のデバイスを購入する必要があります。

次章では、LTE回線の利用で必要なものを紹介します。

LTE回線の利用に必要な端末

LTE利用時に必要な端末

LTE回線を利用するためには以下のどちらかが必要です。

LTE回線を利用するために必要な端末


LTE対応モバイルデバイス(スマホやタブレット)

LTEを利用するには、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスが必要です。

ドコモ・ソフトバンク・auなどの携帯電話事業者で契約したモバイルデバイスは、他のデバイスを介さずに直接LTE回線を利用できます

また、LTE対応のモバイルデバイスはテザリング機能を利用することにより、モバイルWi-Fiルーターとして他のデバイスをインターネット接続することもできます。

ただし、LTE対応モバイルデバイスのテザリング機能を利用すると、データ通信量を消費するためご注意ください

LTE対応のモバイルWi-Fiルーター

パソコンやゲーム機器など、モバイルデバイス以外でLTE回線を利用したい場合は、LTE対応のモバイルルーターが必要です

モバイルWi-Fiルーターとは、無線で持ち運び可能なWiFiルーター、いわゆるポケット型WiFiのことです。

また、複数のデバイスを同時に接続したい場合も、LTE対応のモバイルWi-Fiルーターの利用が有用です。

以上がLTE回線の利用に必要な端末です。LTEを利用するためには、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスや、モバイルWi-Fiルーターが必要になります。

スマホやタブレット以外の端末でLTEを利用したい方や、複数の端末でLTEを利用したい方は、LTE対応のモバイルWi-Fiルーターがおすすめです。

では、LTE対応のモバイルWi-Fiルーターはどこで購入するのがおすすめでしょうか。

次章では、LTEが使えるモバイルWi-Fiルーターを提供しているサービスを紹介します。

LTEや5Gを使えるモバイルWi-Fiルーターはドコモ・au・楽天モバイル・WiMAXなど!

ドコモ・au・楽天モバイル・WiMAXがLTEを使える

LTEを使えるモバイルWi-Fiルーターを提供している代表的な会社・サービスは以下の通りです。

LTEを使えるモバイルWi-Fiルーター

  • WiMAX
  • au
  • ドコモ
  • ソフトバンク
  • Ymobile
  • 楽天モバイル

それでは、上記の比較ポイントを元に比較しましょう。

※右にスクロールできます

モバイルWi-Fiルーター比較

データ
通信容量
下り最大
通信速度
通信回線 月額料金 実質月額
料金※1
3年間の
総額
WiMAX
(au)※2
無制限 3.9Gbps WiMAX2+
au 4G LTE/au 5G
契約初月:
1,408円
1ヶ月目~:
4,818円
4,092円 147,307円
ドコモ 無制限 4.9Gbps ドコモ
4G LTE/5G
7,315円 10,007円 360,255円
ソフトバンク 50GB/月 2.1Gbps ソフトバンク
4G LTE/5G
5,280円 6,164円 228,084円
Ymobile 10GB/3日 2.4Gbps ソフトバンク
4G LTE/5G
4,818円 5,206円 187,418円
楽天モバイル 無制限 150Mbps 楽天4G LTE
au 4G LTE
3,278円 3,281円 82,026円
※1.契約期間内に負担する総額からキャッシュバックの金額を引き、その金額を契約月数で割った料金のこと(楽天モバイルは2年間、それ以外は3年間で計算)
※2.WiMAXには20社以上のプロバイダが存在しますが、最もお得に契約できるカシモWiMAXの料金で計算

上記のモバイルWi-Fiルーターは、楽天モバイルを除いて、LTEだけでなく5G回線も利用できます。上記のモバイルWi-Fiルーターの中でも、おすすめのサービスは以下の3つです。

おすすめのモバイルWi-Fiルーター

  • 料金よりも性能を重視する方:ドコモ
  • とにかく安い料金で無制限Wi-Fiを利用したい方:楽天モバイル
  • 高性能なモバイルWi-Fiルーターを安い料金で利用したい方:WiMAX

おすすめはWiMAX!

表をご覧の通り、WiMAX(au)、ドコモ、楽天モバイルはデータ通信容量が無制限です。

無制限のモバイルWi-Fiルーターの中でも、通信速度はドコモが4.9Gbpsと超高速。次いでWiMAX(3.9Gbps)となっています。

料金よりも性能を重視する方はドコモがおすすめ

以上の結果から、データ通信容量と通信速度が共に優れているのはドコモだと分かります。

ただし、実質月額料金は上記モバイルWi-Fiルーターのなかで一番高額。そのため、高い料金を支払っても高性能なモバイルWi-Fiルーターが欲しい方は、ドコモがおすすめです。

とにかく安い料金で無制限Wi-Fiを利用したい方は楽天モバイルがおすすめ

上記比較表で料金が一番安いのは楽天モバイルです。

データ容量も無制限ですが、通信速度は他のモバイルWi-Fiルーターと比較して劣っています。そのため、とにかく安い料金で無制限のモバイルWi-Fiルーターを利用したい方は、楽天モバイルがおすすめ。

高性能なモバイルWi-Fiルーターを安い料金で利用したい方はWiMAXがおすすめ

最後に、上記モバイルWi-Fiルーターの中で一番バランスが取れているのがWiMAXです。

通信速度が3.9Gbpsと光回線並みで、更にデータ通信容量は無制限。実質月額料金は楽天モバイルには届きませんが、3,896円と非常にお得です。

楽天モバイルと数百円の差にもかかわらず、理論上の通信速度は楽天モバイルの26倍。また、WiMAX回線を利用できるのは、上記の表の中でWiMAXだけ。

WiMAXはデータ通信容量無制限で、なおかつ高速な通信を実現しています。

高性能かつ、安い料金でモバイルWi-Fiルーターを利用したい方は、WiMAXがおすすめです。

WiMAXには20社以上のプロバイダがある

実は、WiMAXには20社以上のプロバイダ(WiMAXの代理店)が存在しますが、どこで契約しても通信回線や通信端末、対応エリアは同じです

異なるのは料金のみ。そのため、できるだけお得に利用できるWiMAXプロバイダ経由で契約するのがおすすめです。

当サイトでは、主要WiMAXプロバイダを比較し、最安で契約できるプロバイダを紹介しています。WiMAXに興味を持ち、お得に契約したい方はぜひ以下のボタンから詳細をご覧ください。


主要WiMAXプロバイダ
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まとめ

まとめ

LTEは通信速度が安定しており、広範囲で繋がりやすいのが特徴の通信規格です。LTE回線を含む4G回線は現在、最も主流な回線として利用されています。

そんなLTE回線を利用したい方は、安くて高性能なモバイルWi-FiルーターであるWiMAXの利用がおすすめです

ただし、LTE対応のモバイルWi-Fiルーターにはメリット・デメリットがあります。Wi-Fiを利用する環境重視するポイントを理解したうえで、ご自身に合うサービスを見つけることが重要です。

当サイトでは、各社のモバイルWi-Fiルーターの比較ポイント(料金・データ容量・通信速度・エリア・端末など)を調査した結果を元に、おすすめのWiFiサービスを紹介しています

Wi-Fiを利用したいけど、もう少し詳しく比較したいと考える方は、ぜひ以下のページもご確認ください。


モバイルWi-Fiルーター
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よくある質問

4GやWIFIとの違いに関するよくある質問

ここからは、LTEに関するよくある質問を紹介します。

スマホのLTEって何?

LTEとは、スマホやタブレットなどのモバイルデバイス専用の通信規格のことで、繋がりやすく電波が安定しているのが特徴です。

現在、LTEより高速通信が可能な5Gの活用が進んでいますが、5Gの対応エリアは一部の地域のみ。そのため、しばらくはLTEと5Gが併用され続けると予想されています。

4GとLTEは同じ?どっちがいい?

国際電気通信連合が4GとLTEを同じ通信規格だと認定したため、4GとLTEが同じ意味で使われることが増えました。

どちらがいいかは一概には言えませんが、LTEよりも4Gのほうが通信速度が速く、スムーズに通信できます。

SIMフリーパソコンとは?どこからでもインターネット接続できる?

SIMフリーパソコンとは、SIMカードを挿入してLTEなどのモバイル回線を利用するパソコンのことです。

通常、ノートパソコンはモバイルルーターなどを介してインターネット接続しますが、SIMフリーノートパソコンはスマホのようにどこでも利用できる点で注目を集めています。

Wi-FiとLTEの違いは何ですか?

Wi-FiとLTEの違いは以下の3点です。

  • 利用可能な機器
  • Wi-Fi:あらゆるインターネット対応端末
    LTE:スマホなどのモバイルデバイスのみ
  • 通信速度
  • Wi-Fi:150Mbps
    LTE:数十Mbps~数百Mbps
  • 対応エリア(電波が届く範囲)
  • Wi-Fi:ルーターの電波が届く範囲
    LTE:広範囲

LTEのメリットは何ですか?

LTEは屋内・屋外問わず電波が繋がりやすいのがメリットです。LTEの電波を発信する基地局は全国にあり、広範囲で安定した通信ができます